エリアトラウトブログなのにこのリールを取り扱わないのはおかしいということでインプレしてみました!汎用機と専用機でどれぐらい違うのか正直に書いていきます!
21プレッソとは?

21プレッソはダイワから発売されているエリアトラウト専用リールになります。専用機ならではの細かなチューニングが行われているのが大きな特徴です。
また、外観についてはダイワのプレッソシリーズの特徴である黒とオレンジを基調としたものとなっています。
21プレッソのスペック
21プレッソは2種類のバリエーションで発売されています。スペックは以下の通りです。
| アイテム | 標準自重(g) | 巻き取り長さ(cm) | ギア比 | 巻糸量ナイロン(ib-m) | 巻糸量PE(号-m) | ハンドル長(mm) |
| 21PRESSSO LT1000S-P | 145 | 61 | 4.9 | 2.5-100 | 0.3-200 | 40 |
| 21PRESSSO LT2000SS-P | 150 | 64 | 4.9 | 2.5-100 | 0.3-200 | 40 |
エリアトラウト専用機ということでローギアのみのラインナップとなっています。個人的な話ですが私がハイギアメインなので中々インプレに踏み切らなかったというのはあります笑
21プレッソの特徴
ダイワのHPから出ている説明はこんな感じです。
DAIWAエリアトラウトブランド「PRESSO」の名を冠するスピニングリールが、ZAION製モノコックボディで新登場。
PRESSOリール史上、最軽量の自重、145g(1000S-P)を達成し、またギア部のボールベアリングをオイル仕様化することで、より軽く繊細な巻き心地を実現した。ダイワHPより引用
採用されている技術はこちらです。
- モノコックボディ
- ザイオン
- ATD
- タフデジギア
- ロングキャストABS
採用されているのは最近のダイワではよく使われているものですね。ミドルクラス以上のリールに使われる技術がプレッソにも採用されています。
特筆するべき特徴
プレッソLTで特筆するべき特徴はエリアトラウト専用リールであるが故の淡水専用仕様でありオイルボールベアリングの採用になります。
エリアが求める『巻き感度』を実現させるために、ギアを支持するボールベアリングをオイル仕様化。
汎用機であればここはおそらくマグシールドになります(海水使用を想定した塩対策のため)
ですがプレッソについてはエリアトラウトでしか使用しないという条件のため、より巻き感度を重視できるオイル化になっています。ダイワのマグシールドは海水使用時は有用なのですが、一部のユーザーから「巻き感度が落ちる」と言われておりわざわざマグシールドを抜く人もいるぐらいです。
最近ではslpワークスでセンシティブチューン(マグシールド抜き)ができるようになったのでわりと気軽にはなっていますが(費用は発生する)
話が少しそれましたがプレッソLTではそれが標準仕様になっているので汎用機と比べると軽い巻き心地に感じられるようになっています。
実際に使用してみて
外観について

まずは外観についてですが当然カッコイイ!!艶のあるブラックではなくマットなブラックなので落ち着いた雰囲気に見えます。そこに主調しすぎない程度のオレンジが入ってくるのがプレッソらしいなといった感じです。
同じくプレッソのロッドとあわせると統一感があってかなり良い感じです!
ノブについて

触ってみて気付いたのですがノブについては通常のI字ノブではなく「ハイグリップI シェイプフィネスノブ」が採用されています。私自身も色々カスタムするのでノブやハンドルを色々調べたりするのですがこのノブがダイワの中で最軽量だと思います。
プレッソはトーナメントも想定して製作されていると思うので少しでも軽く&感度を上げることを重視してこの選択になっているのでしょう。
ここは専門リールならではの特徴が出てるなと思った部分でした。
使用感について
まず巻きについてはかなり軽いです。個人的にはハイギアばっかり使ってるので余計にそう感じるのかもしれませんね笑
今まではローギアのリールは変化が分かりにくいという印象だったのであまり好きじゃなかったのですが、ここまで巻き感が軽いとさすがに変化が掴めるのでほこは素直に凄いと感じました。

あとは軽い!
やはり150gとなるとかなり軽い印象になり実際使っててもそう感じます。疲れにくくなるのと集中力の持続にも繋がるので必要十分の性能があればリールは軽い方が良いと感じる体験になりました笑
ドラグ性能についてはまあいつものダイワのドラグといった所で私的には違和感は無いので特に言及することはないですね。十分使いやすいです。
総じてさすが専門リールだなと感じる出来だと思います。個人的にはハイギアが欲しかったのはありますが笑
エリアトラウトでローギアのリールを探してるならこれ!
ラインナップでローギアしかないのでハイギアが使いたい方はそこで弾かれてしまうのですがローギア使いの方にはかなりオススメです。
やはりボールベアリングのオイル化の違いは結構大きいと思います。
他にもハイグリップI シェイプフィネスノブの採用やエステルや細いラインの使用を前提とした浅溝スプールの採用など細かな部分に配慮されてると思います。
エリアトラウトでローギアのリールで迷っている方は是非検討してもらいたいリールですね!


