ムカイのロッドの中でもひと際存在感を放つのがこのロッド・・・エアースティックゼロ。見た目もそうですが、実際に使ってみたら他の竿とは明らかに違う使用感のロッドでした。
「どんなロッドなの?」と気になっている方のためにも今回はエアースティックゼロのインプレ記事になります!
ムカイとは?
ムカイは主にエリアトラウト商品を扱うメーカーになります。
ザンムやつぶあん、トレモなどエリアトラウトでは有名なルアーを多数出しているので知っている方も多いのではないでしょうか?
エアースティックゼロの種類
種類 | 長さ | 継ぎ数 | ライン | ルアー |
ASZ-1602UL-S | 6.0ft | 2 | 1-4lb | 0.5-4.0g |
ASZ-1602UL-T | 6.0ft | 2 | 2-4lb | 1.0-3.5g |
ASZ-1572UL-S | 5.7ft | 2 | 1-4lb | 0.5-4.0g |
ASZ-1602UL-M | 6.0ft | 2 | 1.5-4lb | 0.6-3.8g |
それぞれの特徴
ASZ-1602UL-S ハードソリッドトップを使用し、小さなバイトもオートにフッキングする掛けモデル。
ASZ-1602UL-T 強靭な張りと感度を兼ね備えたチューブラーモデル。
ASZ-1572UL-S 繊細なソリッドトップとハードブランクはそのままにショートレングスで取り回しが向上。
ASZ-1602UL-M クランク、ボトム、スプーンと汎用性の高いスタンダードモデル。
ムカイHPより引用
釣る前の印象(ASZ-1602UL-T)
最初の印象
・軽い(56g)
・かなり硬めの調子
手に持った時の第一印象としてはかなり軽いロッドだと感じました。
私がこれまで使ってきたメーカーはシマノ、ダイワ、ロデオクラフト、ヴァルケインそしてムカイなのですが、今まで使ってきた竿と比較してもかなり軽い部類でした。
そして「これは本当にトラウトロッドなのか?笑」と思うほど硬い調子の竿でした。
一応パワー表記としては「UL」クラスなのですが、一般的なエリアトラウトロッドの感覚でいくと「M」もしくは「MH」クラスの硬さぐらいになるイメージですね。そのためか竿を振っても竿先はほとんど曲がりませんでした笑
釣る前の印象では「これ大丈夫なのかな?」という感じが拭えませんでしたが、使ってみたら印象は変わりました。
グリップ部分は太くもなく細くもなく持ちやすい太さでした。ただしコルクやEVA素材は使われていなく、ブランクスと同じ素材となっているので人によって好き嫌いが出そうな感じですね。
実際に使用してみての印象
キャストは慣れが必要
先ほども少し書きましたがかなり硬めに作られているので、普通のトラウトロッドと同じような感覚で投げると狙った方向にキャストが行きません。
これに関しては何度か投げると慣れてきてまともに投げられるようになるのであまり心配はいらないでしょう。
投げる前は「曲がらない分飛距離が出にくいのかな?」とも思っていましたが、そんなことは無く飛距離に関しては他のロッドと遜色ありませんでした。むしろこっちのロッドの方が投げやすいと感じる方もいると思います。
バイトと同時にフッキング
ポイント
オートでフッキング
使っていて感じたのはほぼほぼオートでフッキングしてくれているなという感覚です。
バイトしたと感じたのと同時に掛かっていることが多いので魚を掛けるという点においてはかなり優れているロッドだと思います。
特にエステルラインやPEラインなどの低伸度系ラインと合わせたときのバイトを掛ける能力は凄まじく、他のロッドでは掛けられていない魚を掛けているという印象は強かったですね。
とにかく魚を掛ける能力が高いロッドだと使っていて感じました。
ドラグ調整は必須
掛けることに特化したロッドなので掛けた後はしっかりやり取りをしていかないとバラすことが多いと思います。
私もちょうど良いドラグ設定にするまでは結構バラシていました笑
ロッドが硬く衝撃を吸収する余裕があまりないのでその分をドラグで補う必要があります。
ランディング直前もバラシやすいのでいかに速攻で取り込むかが重要になってきます。
掛ける事に特化したトーナメント用ロッド
実際使ってみた印象としては明らかに汎用のエリアトラウトロッドでは無いですね笑
そしてデカい魚を相手をするのもあまり得意ではないです。
ただ魚を掛ける能力は非常に高くトーナメント向きのロッドですね。レギュラーサイズの魚であればバラすまえに取り込んでしまえば問題ありません。
明らかに一般的なトラウトロッドではなくはっきりとした個性を持ったロッドです。
「速攻で掛けて速攻でキャッチする」
とにかく最速で数を伸ばしていきたい方であれば検討しても良いロッドではないかと思います!