正直ずっと購入するか迷っていたSLPのカーボンライトハンドル。購入を渋っていたのはなんといってもその値段でカルディアが買えるぐらいの値段がします笑
なんとか決心して購入したので「本当に購入する価値があるのか?」「使用感に変化はあったのか?」などをインプレしていきます。
カーボンライトハンドルとは?

特徴
・金属素材メインではなくカーボン(炭素)メインで構成されている
・軽い
・高価
・ライトゲーム専用
・基本的には淡水のみの使用
素材について
その名の通り従来のリールハンドルとは違い、金属素材ではなくカーボンがメインで使われているハンドルになります。
具体的なテクノロジーについてはSLPさんのHPの内容の通りになります。
高次元での強度を目指した平滑成型屈曲カーボンパイプは航空、 宇宙分野で培った技術開発により実現した最高強度の炭素繊維「TORAYCAT1100G」を採用。 さらにカーボン繊維をとりまとめる接着剤的役割を担う複数種類の樹脂をナノメートルオーダーで混合することにより、 樹脂の高性能化・高機能化を実現した東レ㈱ナノアロイテクノロジー適応材料を用いた。 その結果、高強度かつ高弾性率化を実現。 さらに、DAIWAがもつカーボンテクノロジーを駆使し、 専用設計された「カーボンライトハンドル」。 その結果、従来のマシンカットハンドルと比べ、大幅な軽量化を実現した。 軽量かつ高強度・高弾性といった相反する要素を高次元で両立した唯一無二のハンドルアームだ。
SLP WORKS HPより引用
まあ何が言いたいのかっていうととにかく「軽い」ってことだと思います笑
ということで「どのくらい軽いのか?」ってことで比較してみました!
軽さについて
RCS マシンカットハンドル(40mm) | 22RCS マシンカットハンドル(40mm) | カーボンライトハンドル(40mm) |
11g | 11g | 7g |
ハンドルのみの重量で比較すると金属系のハンドルに比べて「4g」も軽くなっています。
スピニングリールで4g軽くするのはかなりの軽量化になるのでとにかく軽さにこだわる方は検討しても良いと思います。
ちなみに最近発売されたイグジストSFと組み合わせるととんでもない軽さになります笑
値段について
22RCS マシンカットハンドル(40mm) | カーボンライトハンドル(40mm) |
¥8,000 | ¥22,000 |
マシンカットハンドルも十分高いのですが・・・
カーボンライトハンドルは¥22,000とミドルクラスのリールが買えるお値段となっています!
アマゾンで見ても約2万前後となっておりなんならカルディアの方が安い笑
私はブログのネタのためにも買った感はありますがさすがにちょっと高すぎる感は否めないです。
ライトゲーム専用
ハンドルの長さについて
ハンドルの長さは
40mm 45mm 50mm
の3種類
最初に発売されたのは40mmのハンドルになります。
その後、45mm・50mmのハンドルが発売されました。
ハンドルの長さから考えてもライトゲームやフィネスを想定されたハンドルでしょう。
いくらカーボンの剛性が高いとは言っても金属以上だとは考えにくいのでドラグを締めてパワーファイトをする釣りには不向きです。
ということでドラグを使用しながらファイトするスタイルの場合は検討の余地ありです。
基本的には淡水での使用を推奨
SLPのHPにてカーボンライトハンドルのページを見ると以下のように書いています。
注意事項
*海水域でのご使用後は、流水での十分な洗浄をお願い致します。
SLP WORKS HPより引用
おそらく材料の特性上、塩分が影響してくるのではないでしょうか?
毎釣行メンテナンスを行う方であれば問題ないかもしれませんが、私のように面倒くさがりな方は海水域での使用は注意する必要があります。
淡水での使用は特に注意事項はありません(もちろん流水による洗浄はしたほうは良さそう)
実際に使用してみて
使用したのは40mmの長さ
実際に使用したのは40mmのカーボンライトハンドルになります。
ハンドルには同じくslpのザイオンノブを使用。
機種は23エアリティを使用し実際の重量を測ってみると・・・実際軽くなったのは2.6gでした。


なんか計算が合わないと思ってエアリティのハンドルを測ってみるとやはりエアリティのハンドルはslpのマシンカットハンドルよりも軽く作られていました(同じ長さのマシンカットハンドルは11g程度)



ちなみにカーボンライトハンドルはどの長さでも重さは同じです。
使用感の変化について
ハンドルを変えた使用感としてはより低慣性化したと感じました。
エアリティは元々かなり低慣性なリールですが、ハンドルを軽くしたことでその傾向が強くなっています。
バイト(当たり)が出ると一瞬ハンドルが止まるようになり、掛けにいくスタイルにはあっているように感じました。
巻き感も気持ち軽くなり、巻き感度は上がっていると思います。
強度について
カーボンということで強度についてはぶっちゃけ最初は心配してました笑
ですが使用していて強度面に不安を感じることはありませんでした。
ドラグを締めてパワーファイトをするのであれば金属ハンドルの方が良いかもしれませんが、エリアトラウトではまず無いシチュエーションです。
エリアトラウトで使用する分には必要十分な強度は確保されているでしょう。
突き詰めるのであれば検討の余地あり
購入すべきかのポイント
・リールの軽量化
・リールの低慣性化
・軽量化による感度の上昇
使用感は明らかに変わりました。
先ほども書きましたが低慣性化するので自分から積極的に掛けにいく釣りや操作性を重視するのであれば検討しても良いでしょう。
軽量化されるのは数グラムかもしれませんが、ライトタックルやフィネスタックルの数グラムはかなり大きな違いになります。
値段が値段なので無理にオススメはしませんが、エアリティやイグジストを使っている競技勢の方であれば勝つための選択になると思います。
この記事を読んで「やっぱりいらないや笑」と思った方はその浮いたお金でカルディアを買いましょう笑
コストパフォーマンスは良いとは思いませんが、自身の釣りを突き詰めたい方は検討してみてはいかがでしょうか?