メタルジグを使用するうえで重要なのがフック。メタルジグのみで販売されているものからアシストフックのみで販売されているもの、アシスト・リアフックまでセットになって販売されているものなど様々な販売形式が存在します。そして飛距離・根がかりの回避性能・フッキング性能と色々と天秤にかけて考えてた時に私の中で「リアフックはシングルフックにするのが良いのではないか?」という考えに至りました。今回はメタルジグのリアフックをシングルフックにすることのメリットやデメリットについての記事になります!
メタルジグについて
皆さんはどのメーカーのメタルジグを使っていますか?私はメジャークラフトのジグパラをよく使用しています。
値段も安く、何より箱から出してそのまま使用できるのがいいですよね!最初の1匹はこれで釣ったという人も多いのではないでしょうか?
釣り具店・ネットでの数多くのメタルジグが販売されていますが、基本的に3つの販売形式で売られています。
メタルジグの販売形式
1.ジグ本体のみ
2.ジグ本体+アシストフック
3.ジグ本体+アシストフック+リアフック
ジグパラ(ショート)は3の形式で販売されており、アシストフック1本,リアフックにはトリプルフックがついています。
基本的に使い方は
- ただ巻き
- ジャーク&フォール
- ストップ&ゴー
という形になります。どちらかというと速い動きがメインのルアーになるのでその中でもフッキング率はかなり重要になってきます。
ライトショアジギングとは?
ライトショアジギング
・メタルジグをキャストして回収する釣り
・ライトショアジギングは30~50gのメタルジグを使用
ざっくりいうとメタルジグ(金属の塊)をぶん投げては回収するという釣り方になります。この釣り方がショアジギングといい、ライトショアジギングはメタルジグの重さが30g~50g(諸説あり)を使用するものをいいます。
釣れるターゲットは青物からフラットフィッシュ類、シーバスや場合によってはアジやロックフィッシュなんかも釣れてくるのでかなり万能な釣り方です。
万能で様々な魚種が釣れるからこそ狙うターゲットにあわせてフックの選定を行う必要があるでしょう。
リアフックについて
上述した販売形式で3.ジグ本体+アシストフック+リアフックはリアフックにはほぼトリプルフックがついています。ライトショアジギングをする場合、果たしてそのまま使用するのがいいのか?というのが今回の疑問点になります。
トリプルフックのメリット
メリット
・バイトに対するフッキング率は上がる
・口以外にも掛かる可能性がある
トリプルフックのメリットとしてはジグの後ろ側からバイトがあった場合、フッキングする確率が高いです。
また、針の数が多いためミスバイトだとしても口付近に掛かってくれることは十分起こります。
デメリットとしてはフッキングパワーが必要になるということでしょうか。シングルフックと比べると空気抵抗が大きいため飛距離は落ちます。
シングルフックのメリット
シングルフックに交換した場合はどうでしょうか?トリプルフックと比べて針の数は1/3になり、フッキングする確率は下がります。
メリット
・空気抵抗の減少による飛距離の向上
・フッキングパワーの減少
まず大きなメリットとしてあげられるのは飛距離の向上です。トリプルフックに比べると空気抵抗は明らかに減るので飛距離は多少ですが伸びます。
ライトショアジギングにとって飛距離はそのまま釣果に直結する部分なので「少しでも人よりも飛ばしたい!!」と思う方はシングルフックを検討しても良いでしょう。
そしてフッキングパワーの減少です。一見デメリットのように聞こえますが、これもメリットです。
トリプルフックの場合は3本の針が口に掛かった場合、単純計算でシングルフックの3倍のパワーでフッキングしないと完全にフッキングしたとは言えません。対してシングルフックは掛かりさえすればフッキングパワーは100%1本のフックに集中するので確実なフッキングに期待が出来ます。
掛かるまではトリプルフックの方が有利かもしれませんが、掛かってからはシングルフックの方が有利でしょう。特にフォール中にヒットしてフックの刺さりが甘い時などはシングルフックの方がバラしにくいと思います。
リアフックについてまとめてみましたが、シングルとトリプルフックでは反対の性能を示しています。
フックを交換することの効果
ライトショアジギングのメインターゲットはなんでしょうか?青物、太刀魚、シーバスetc・・・。ざっと思いつくだけでかなりの数が出てきます。
この中で今回の疑問点に引っかかってくるのが青物になります。青物?と思う方もいると思いますが、具体的にはワカシ、イナダになります。
魚種ごとに整理すると、
- シーバス→口が大きいのでフックのサイズはあまり関係ない。
- 太刀魚 →シーバスと同じ。
- サゴシ →口が開くので問題ない。
- イナダ →魚体に対して口が小さく、口もあまり開かない。
イナダは頭からバイトしてくるといわれている魚です。しかし尻尾側からバイトがあった場合トリプルフックだと上手く口に入らず、フッキング率が落ちるのではないか?と考え私はシングルフックを使用しています。
シングルとトリプルの比較
実際にジグパラのフックを交換して比べてみました。
どうでしょうか?結構見た目も変わりますよね!トリプルフックは割と大きく、ボディの幅よりも若干大きいくらいでしょうか?一方シングルフックはボディ幅くらいに収まっています。
リアフック無しの場合
究極の選択肢としてリアフックをつけないというのもあります。
飛距離は間違いなく伸びると思います。が、取れていたバイトも逃す可能性もあるので個人的にはイマイチかなーと思ってます笑
磯などでボトムに着底した瞬間に根がかりが発生する、活性が異常に高いなどの限られたシチュエーションではありだと思います。
トリプルとシングルどちらが良いのか
結果どっちがいいの?ということになりますが、個人的にはシングルフックをおすすめします。
飛距離が若干伸びる、バイト時にフックが吸い込まれやすいというのが理由になります。
交換する道具・フックを用意しなければいけないので、リアフックがついているのをそのまま使うのはもちろん構わないと思います!
もし悩んでいる方がいたら検討してみてください!