誰でも簡単に巨大なニジマスが釣れる可能性があるのがエリアトラウト。想像を超えるサイズのニジマスが釣れた場合はどうやってさばき、食べるのが良いのか?
今回は塩焼きサイズから大きく外れた巨大ばニジマスが釣れた方のための記事になります。
三枚おろしから皮引き、骨抜きまで乗せているのでどうすればよいか迷っている方は参考にどうぞ(下手くそですが笑)
※内臓の写真があるため苦手な方はバック推奨です。
釣れたニジマスの大きさ
やたらと太いニジマス。ニジマスは他の魚よりも大きくなると体高が出る傾向があるような気がします。
最近の管理釣り場ではこのサイズが放流されていることも珍しくなく、初めての方でも全然釣れるチャンスがあるのが管理釣り場のいい所ですね。
釣り場の目測は50cmあるかないかでしたが、実際に計ってみると52~53cmくらいでした。
持ち帰りが前提にはなりますがSNS映えを狙う場合は生きているうちに写真撮影した方がサイズは盛れます(死後硬直のよりサイズが縮むため)
ニジマスの捌き方
事前準備
あった方が良い物
・骨抜き
・キッチンペーパー
・塩
刺身にするなら骨抜きは間違いなくあった方がよいです。
味は変わらないはずですが、食べた時に骨があるとなんとなくおいしさが3割減な気がします笑
ヌメリが多い魚なので何かとキッチンペーパーは使います。塩もヌメリを処理する時にあると便利なのでこちらも用意しておきましょう。
ヌメリ取り
チェックポイント
ヌメリ取りをすると皮引きがしやすくなる
ニジマスで一番厄介なのは体表のヌメリです。
他の魚と比べると滑りやすいので捌く前に処理しておくとかなり楽になります。
特に皮引きの作業の時にかなりやりやすくなるのでやっておくことをオススメします。
方法としては塩を振って包丁でこそぎ落す又はペットボトルの蓋を使ってこそぎ落とす、酢を掛けてヌメリを落とすなどがあります。
個人的には酢はなんとなく味が変化しそうなのでやったことはありません笑
頭を落とす
釣り場では血抜きのみで、内臓処理はして来なかったので今回は頭から落としていきます。
さすがにこのサイズであれば赤身だと思いますがどうでしょうか・・・?
無事赤身でした。頭まできれいな色をしてます。内臓部分が見えていますが脂がヤバそうです。
内臓を取り出す
次に内臓を取り出していきます。頭を落とした時点で脂が乗っていることは分かりましたが開いてみると・・・
内臓脂肪ヤバすぎです笑 包丁も手もベトベトになりました。いい餌で育っているからこうなるんでしょうね。
半身に切る
半身に切っていきます。一発で半身に捌こうとすると腹の部分を巻き込みそうになったので、背中側と腹側で分けて捌いたほうがよさそうです。
開いたのがこちら!
赤身が濃い!そして腹の部分の脂がすごいですね・・・食べるのが楽しみになってきました!
腹骨を取る
このままでは腹骨が邪魔なのでとっていきます。
チェックポイント
腹骨をすいた部分は捨てないように(塩焼きが絶品!!)
うん・・・ まあ・・・ 自分で食べるからいいか笑
多少不恰好でも切れば分からなくなります。腹骨の所は脂が乗っておいしいので捨てないようにしましょう!
皮をひく
チェックポイント
タオルやキッチンペーパーは必須
この作業が一番難しいと思います。皮自体は割と丈夫でしっかりしているんですが、ニジマス特有のヌメリが難易度をあげています。
皮を引くときはタオルやキッチンペーパーを使用した方が効率よくひけると思います。腹骨の時と同様ですが、多少不格好でもひければOKです!皮に身が残った場合は包丁ですきとりましょう!
骨を抜く
ニジマスには背骨の他に骨が入っています。切った身を正面から見て背骨の上側にあるのですが、これがなかなか存在感を出しています笑 刺身にした時残っていると不快感になるので除去していきます。
冒頭でも書きましたが除去するには骨抜きを使用します。手で抜くのは無理だと思うので事前に準備しておきましょう。
骨抜きのコツ
・一気に引っ張らない
・刺さってる方向と逆に引き抜く
やってみての感覚としては「一気に引っ張らないこと」「刺さっている方向と逆方向に引き抜くこと」が重要だと思いました。
一気に引っ張ると骨が切れることがあるので、少しずつ引っ張った方が安全です。
ちなみに私は切れた骨は包丁で取り除きました。包丁で骨は除去できますが身が減ってしまうためできれば骨抜きで抜いたほうがいいです。
刺さっている方向と逆方向に引っ張るというのは骨を起こすように引っ張らないということです。例えがあっているか分かりませんが、髪の毛を天井方向に引っ張るというイメージになります笑 こちらも骨が抜きやすいのと切れるのを防止するにはこうした方がよさそうでした。
下処理は完了
ここまでくればあとは好きなように切って盛り付けるだけです。コツがいるのは皮引きと骨抜きだと思います。私も練習中の身ですが、数をこなせば自然に上達すると思います。
料理紹介
刺身
まずは雑に切った刺身。切り方が雑でも魚自体が良いのでおいしそうに見えます笑
寄生虫について
アニサキスの心配なし
管理釣り場(釣り堀)で釣れるニジマスに寄生虫(アニサキス)の心配は無い
管理釣り場で釣れるニジマスについては最初から最後まで管理された状態で飼育され、釣り場に放流されているので寄生虫(アニサキス)の心配はありません。
アニサキスは海の甲殻類(オキアミなど)を捕食する魚が掛かるものです。淡水飼育が多く、育てるためのエサも人工飼料である管理釣り場のニジマスからは検出されません。
私自身、このようなブログを書く都合上、年に結構な匹数のニジマスを生で食べますが一度もあたった事はありません。
刺身で食べても問題ないので心配せず食べましょう!(持ち帰る際は必ずクーラーボックスと氷を忘れずに!!)
塩焼き
腹骨部分の塩焼き。
取れる量は一番少ないですが、一番おいしい部分でもあります。捨てずに必ず食べましょう!笑
ニジマスのカルパッチョ
そしてカルパッチョ。タマネギをいれて市販のソースを入れただけですがおすすめです。釣ってから2日目・3日目と2日続けて食べましたが、熟成されたのか3日目が一番おいしかったです。
巨大ニジマスはおいしい
結果としてはめちゃくちゃおいしかったです。知らない人に出したら、普通に売り物と勘違いされるレベルだと思います。
基本的にニジマスはデカくなるほど美味しい魚だと思うので大きなサイズが釣れたら是非食べてみてください!!