入門用エリアトラウトロッドをインプレしてみようシリーズになります笑 今回はシマノのルアーマチックについてのインプレになりますが先に言っておくと正直あんまり良い印象ではありませんでした。個人的な意見ではありますが素直なインプレを書いていきたいと思います。
23ルアーマチックとは?
ルアーマチックはシマノのルアー用のエントリーロッドで比較的低価格でシマノのロッドを使用することが可能です。
対象魚別のモデルが発売されおり位置付け的には「メーカーのものを使用してちょっと本格的にやってみようかな!」という方へ向けたモデルだと私は解釈しています。
「ルアーマチック」は大別すると「トラウト推奨」「バス推奨」「ソルトルアー推奨」の3つのアイテムがあり、メバル、アジといったショアからのライトルアーゲーム、シーバス、アオリイカ、ショアジギング、淡水ターゲットではバスやトラウトなどのゲームフィッシュに幅広く対応するハイコストパフォーマンスロッドです。自社工場生産によるシマノ基準の高品質、万全のアフター体制など、初めてのルアーフィッシングをサポートする体制を整えました。
シマノHPより引用
23ルアーマチックのスペック
トラウト推奨モデルは4つのスペックで発売されています。
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継数(本) | 自重(g) | ルアーウェイト(g) | 本体価格(円) |
S60XUL | 6'0" | 1.83 | 2 | 75 | 0.5-4 | 6,900円 |
S60SUL | 6'0" | 1.83 | 2 | 79 | 0.6-6 | 7,000円 |
S60UL | 6'0" | 1.83 | 2 | 80 | 1-8 | 7,100円 |
S66UL | 6'6" | 1.98 | 2 | 84 | 1-8 | 7,200円 |
4スペックで発売されてはいますが、この中であればオススメは「S66UL」一択です。
後に詳しく書きますがロッド自体が柔らかめであまりハリが無いため、「XUL」「SUL」なんかだとかなりルアーの感覚が掴みにくいと思います。
加えて初心者が1gの以下のルアーを使うのか?という疑問点とロッドの感度的にも軽いルアーは向いていません。
そうなると「UL」のどちらかにはなりますが、単純に長いロッドの方が距離を稼ぎやすいので「S66UL」というのが私なりの結論です笑
23ルアーマチックのデザイン
23ルアーマチックは黒を基調とし、ガイド固定部分が白というデザインになっています。
良くも悪くも知っている人であればルアーマチックだと一目で分かるモデルです。
シンプルですが安っぽい感じはなくこの価格帯であれば文句はでないデザインですね。
実際に使ってみて「S66UL」
実際に使ったのは先ほどからオススメしている「S66UL」
第一の感想としてはロッドのバランスがあまり良くないなという印象でした。
この日はロッド性能を比べるためエントリークラスのロッドを複数本持ち込んでいましたがその中でも「ちょっと・・・」という感じでした笑
数字的にはそこまで重くはないはずなんですがバランスのせいか他のロッドと比べると重く感じました。
そしてあまりハリの無いロッドでした。
最近のトラウトロッドはハリのあるロッドが多く、それと比べるとひと昔の前のロッドのような印象を受けました。
実際に釣っていても「モソッ・・・」としたアタリやバイトが多く、「これからやる人にこの感度は厳しいのでは?」と正直思います。
反面、ハリが無い分ショックを吸収するのでバラシは少ない印象でした。
個人的には別のロッドの方が・・・
シマノという肩書に拘り、その上で安いロッドを求めているのであればルアーマチックを選ぶのは良いと思います。
ただ、性能面で考えるのであれば・・・笑
シマノでもう少し良いロッドを求めるのであれば「トラウトワン AS」、似たような傾向のロッドでコスパを重視するのであれば「鱒レンジャー」、同じ価格帯で扱いやすいロッドにするならムカイの「ステップスティック」あたりがオススメロッドになります。
トラウトワンは全く別物と言っていいほど完成度が高いロッドです。鱒レンジャーは似たようなロッド(ルアーマチックよりもぐにゃぐにゃ曲がる)ですが値段は半額以下のことも多いです。
そしてステップスティックは個人的にはこの価格帯では一番良いロッドだと思っています。
最終的に選ぶのは買う人自身ですが、個人的にはもう少し改良して欲しいロッドだなと思いました笑