グーグル検索でもライフジャケットで調べると検索候補に出てくる桜マーク。一体何の印なのでしょうか?今回はライフジャケットの桜マークについての記事になります。
桜マークとは?
桜マークとは国の安全基準に適合したライフジャケットになります。
国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認したライフジャケットには、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。
桜マークの種類
桜マークがついていればなんでもいいというわけではなく、条件によって購入するものを選ぶ必要があります。
具体的な種類分けはこちら!
Aはそのままでいいですね。Gも意味は分かります。問題はD・Fで「陸岸から近い水域のみ」と書いていますが、一体それはどこまでなのかと笑
そして詳細のページを開くとまた表がのっています。
船行区域のところに水域の指定があるのですが、これも専門用語だらけで分かりづらかったのでまとめてみました。
- 海岸から12海里を超える区域→1海里=1852m=1.852km。海岸から約22km以上。
- 沿海区域以遠→日本・樺太の一部、朝鮮半島の海岸から20海里以上の水域。
- 沿岸区域→沿海区域のうち海岸から5海里以内の水域と平水区域。
- 平水区域→湖、川及び港内等の水域。
上から二つは日本の領海(12海里)を出ているので特に気にしなくてもいいでしょう。
これをみて整理していくとType Aについては乗船人数が12人以下であれば必要なさそうです。※[2]に「遊漁船であったとしても、旅客定員が12人を超える場合は、旅客船に該当 」と記載があるため、その場合はType Aが必要になります。これに関しては自分が乗る船を確認しておきましょう。
そうなるとこの表で見なければいけないのは沿岸区域の部分になってきます。
沿岸区域の部分を見ると、構造によってType A・Dのみ、Type Fまで、Type Dまで可能と微妙に差があります。
構造に特徴があるのはType FとType Gが該当します。遊漁船についてはこのような構造は該当しないので、Type A又はType Dを選んでおけばよさそうです。(※上述しましたが、旅客定員が12人を超える場合はType Aが必要になります)
具体的な種類
一例ですが種類を載せておきます。ちなみに私はキャプテンスタッグ(一番下)を使っています。
購入すべきはAタイプ
上で長々と書きましたが完結にまとめてみました。
船釣り | 原則Type Aがおすすめ。船の定員が12名以下であればType D でも可。 |
海釣り(渡船) | 磯等渡しの場合は、型式承認品(桜マーク付)に代えて、浮力を有する釣り専用の安全装具で代替可(ただし、小児を除く。) 船釣り等で兼用するのであれば船釣りと同じTypeがおすすめ。 |
バス釣り(湖・川) | 12名以上乗る事は無いのでType Dがおすすめ。構造条件を満たしている船であればType F以下でも問題ない。 |
水上バイク | Type Gでも問題なし。 |
以上になります。細かく分かれてはいますが、自分の身を守るという意味でも海の船釣りメインの方はType Aを購入したほうが無難そうです。
遊漁船の場合は貸出があるところも多いので、頻度が高くなければ貸出のほうが安くすみそうです。