今回は三重県のまるよし渡船さんで枷釣りに挑戦してきました。ところでみなさん、枷釣りって読めますか?私は読めなかったので読み方とともにどんな釣りか解説していきます!
筏(イカダ)釣り・カセ釣りとは?
筏釣り・カセ釣り→海上に浮かぶ筏の上で行う釣り
まあそのままなんですが笑
言葉だけではイメージしにくい部分もあると思うので、参考にこちらをどうぞ!
右の方に浮かんでいるのがカセになります。そしてもう少し↓にスクロールしていくと感じの「口」のようなものが浮いていますがこちらが筏(イカダ)になります。
内湾なので波は無く穏やか
基本的に波は無く穏やかなのが釣り場の特徴です。そもそも波があるところには浮かべてられないので・・・笑
船が通った際は多少揺れますが、それでもカセやイカダから落ちるほどは揺れません。
ロープで繋がれているので流されることは無い
「流されないの?」と気になる方もいるかもしれないので、安心させるために書いておきます。カセやイカダはロープで固定されているため流されることはありません。安心して釣りをしてください!
1組に対して1つのカセ
筏釣りの方は分かりませんが、カセ釣りの方は1組1カセでした。なのでストレスを無くゆっくり釣りをすることが出来ます。
トイレは一応あるが・・・
一応トイレらしきものはありますが、基本「小」のみに対応?(これであっているか分かりませんが笑)しています。
カーテンらしきものは付いているので周りの人から見られる心配は無いです。
心配な方はトイレットペーパーを持っていきましょう!
帰るときは?
ここではまるよし渡船さんの場合になりますが、お昼ごろに一度戻る時間を聞きに来てくれます。
まるよし渡船さんの場合は14時・15時・16時
聞きに来た時に帰る時間を伝えておけばokです。
船で多くのお客さんを乗せるので時間のずれはある
もちろん船で運送してもらいますが、当日の海の状況や帰るお客さんの人数で時間は多少前後します。必ず来るので焦らず待ちましょう!
必要ものは?※絶対に桜マーク付きライフジャケット(TYPE-A)が必要!
見出しにもありますが、桜マーク付きライフジャケット(TYPE-A)が必要になります。
なぜライフジャケットが必要?
命を守るためはもちろんですが、国土交通省からこんな通達が出ています。
ライフジャケットの着用義務拡大 国土交通省では関係法令を改正し、平成30年2月からすべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務化しました。
国土交通省HPより引用
違反すると船長が違反点数2点が付され、再教育講習を受講しなければなりません。点数がたまっていくと最大6か月の免許停止になります。
渡船業者が6か月も免許停止になれば最悪廃業の可能性もあります。自分のためにも、釣りをさせてくれる船長のためにも必ず着用する必要があります。
なぜ桜マーク付きライフジャケット(TYPE-A)が必要?
国交省の通達をさらに読み込んでいくとこんな文言が出てきます。
国の安全基準に適合したライフジャケットを着用する必要があります!
ライフジャケットには、水中で浮き上がる力が7.5kg以上あること、顔を水面上に維持できることなどの様々な安全基準が定められています。
国土交通省HPより引用
国土交通省が試験を行って安全基準への適合を確認したライフジャケットには、 桜マーク(型式承認試験及び検定への合格の印)があります。
国土交通省HPより引用
国交省のHPを見ると、「国の安全基準に適合したライフジャケットを着用する必要があります!」と記載があります。国の安全基準に適合しているかは桜マークの有無で分かります。
1つ目のチェックポイントは桜マークがあるか。
最初にチェックしなければいけないのは桜マークの有無の確認になります。
桜マークがあれば国交省の認定品になります。
桜マークと同等以上という文言に注意
たまに安いライフジャケットに「桜マークと同等以上の性能」と売り文句にしている場合があります。こちらに関しては性能は同等以上かもしれませんが、実際は桜マークは付いていないので認定品でありません。(桜マークが付いていて自動膨張式でTYPE-Aであれば安くても大体1万円ぐらいからになります)
TYPE-Aとは?
それではTYPE-Aとはなんでしょうか?
TYPE-Aは全ての小型船舶で使用できるライフジャケット
TYPE-Aは全ての小型船舶で使用できるライフジャケットになります。
他にもTYPE-D、TYPE-F、TYPE-Gと種類がありますが、基本的に釣りで使うのは漁船または旅客船扱いになりTYPE-A扱いになり対応できません(遊漁船でも定員12名以上であれば旅客船扱い)
一応磯渡しの場合は代用品で可とは書いていますが、12人を超える船舶の場合は結局TYPE-Aが必要になります。
ケチって他のタイプを買うよりは、全てで使用できるTYPE-Aを購入しておいた方が後々後悔しないで済みます。
他に必要なものは?
あった方が良いなと思うものは
- ランディングネット
- スカリ OR ストリンガー
- クーラーボックス
- 飲料、食料
- ヘッドライト
ランディングネットは柄が長いものでなくても問題ありません。エリアトラウト用の大き目のネットがあれば十分届きます(寝転べば手が海に届くくらいの高さしかありません)
スカリ又はストリンガーは生かしてキープするなら必要ですね。クーラーボックスも最後に持ち帰る時に必要です。地味に椅子としても便利だったりします笑
途中気軽に帰ることはできないので、必要であれば飲料・食料は持っていきましょう。ヘッドライトは朝早いと薄暗い中でスタートすることもあるので持っておいた方が無難です。
まるよし渡船の乗船手順
だいぶ前置きが長くなりましたが、ここではまるよし渡船への乗船手順を説明します。
①朝から行く場合は前日に予約→②駐車場に車を停める→③船長に予約の名前を確認してもらう→④荷物を持って乗船→⑤指定された箇所で下船→⑥釣り→⑦指定の時間に下船→⑧料金支払い
朝から行く場合は前日に予約が必要になります。当日行く場合は乗船は11時からになるので注意が必要です。
駐車場についたら乗船準備をして、船長に予約の確認をしてもらいます。その後、荷物を持って指定された船へ乗ります。
料金は後払い
料金は釣り終了後に払います。乗船前に払う必要はありません。
出発時に何番目で降りるか教えてくれるので、順番まで移動しながら待ちます。(もちろん降りるタイミングでも声をかけてくれます)
お昼ごろになると、一度様子見と帰る時間を聞きにきてくれるのでその時に時間を伝えます。(14時・15時・16時になります)
船宿に戻った後は、桟橋を渡った右側に料金支払い場所があるのでそこで支払いを行います。
以上が乗船から下船までの流れとなります。
実際に釣れた魚は?
今回はカセ釣りの方を選択しました。事前にまるよし渡船さんにルアー釣りができる方がいいと伝えたら「カセの方がいい」ということでカセ釣りにしました。
初挑戦なのでボウズは避けたい・・・笑
ということでメインはルアー釣りで、釣れなかった時の保険としてエサ釣りの準備。
釣れる魚はチヌ、イカ、青物、ロックフィッシュ、フラットフィッシュなど様々
青物が出ている情報があったので、朝からジグとメタルバイブがガンガン投げまくりましたが残念ながら不発でした。
いつものことながらTGベイトを投げていましたが、驚いたのは底の深さ!
水深がかなり深い
TGベイトの45グラムでもボトムに付くまで15カウント程度必要だったのでかなり水深は深いと思います。
結局ジグでは釣れず・・・朝の時間にどうしても1匹欲しかったので(ブログのネタ的な意味でも)投げ釣り仕掛けに青イソメを入れると・・・
なんとか1匹目をゲット!まあまあのサイズで一安心笑
「オオモンハタならワームでも釣れるのでは?」と考え、ベイトタックルで近距離を攻めてみるもこちらは反応なし。
「近くがダメなら遠投するしかない!」
ということで、42gのシンカーを使ったフリーリグをダメ元で入れてみると・・・
着底後すぐにアタリが!シーバスロッドであるということと、かなり深い所から巻き上げているのでサイズ感はイマイチよく分かりませんでしたが、上がってきたのはコイツでした。
これはアオハタですかね?初めて釣ったのでうれしい1匹でした。
その後もこの作戦が良かったのか、遠投して深場を探る作戦でまあまあ釣ることが出来ました。
午後になると少しレンジが上がったのか回収中の巻きでもヒットするようになり、ほぼずっとオオモンハタの相手をしていた1日でした笑
周りの泳がせ釣りをやっていた人たちはヒラメも上がっていたようで、やはりかなりポテンシャルの高い釣り場だといえそうです。
ゆっくり釣りたい&大物狙いの方は是非!
先ほども少し書きましたが、カセ釣りは1組につき1つのカセなのでかなりゆっくり釣りができます。波もほとんどなく穏やかなので、初心者の方にもオススメです。
水深も十分あり、季節によって様々な魚種を狙えたり、当然大物も狙えるので興味がある方は是非行ってみてください。
行ってみると案外敷居は高くないと感じるはずです笑
ライフジャケットは忘れずに!!