最近はダイワ派である私が気になっているリール・・・それはコンプレックスXR!以前中古のコンプレックスを回した時のフィーリングが良かったので新作が気になっています。購入するか迷っているので今回はスペックについて調べてみました。
コンプレックスとは
シマノの事はあまり詳しくないので、とりあえず前モデルのコンプレックスを調べてみました。
どうやらコンプレックスとは「シマノが誇る最先端フィーチャーの数々を惜しむことなく注ぎ込んだバスフィッシング専用モデル」だそうです。
バスフィッシング専用と書いてあるので、淡水専用と考えてよさそうです。
最新のシマノHPだと海水OKだそうです。アジングとかメバリングにも使えるかも?(R3/5/22)
コンプレックスXRの特徴
回転の軽さと操作性、そして感度の3要素を軸にチューンナップしたバスフィッシング専用スピニングリール。 マグナムライトローター、マイクロモジュールギアⅡ、サイレントドライブ、Xプロテクト、ロングストロークスプールなど先進仕様を惜しみなく投入。フロロ4lb以下がメインとなるC2000サイズには細糸の強度を極限まで引き出すハイレスポンスドラグ、フロロ4~6lbやPEラインが多用される2500サイズにはメリハリの利いたやり取りにより主導権を握るラピッドファイアドラグと、用途に合わせたドラグシステムを個々に搭載。特徴的な性能の使い分けが、戦略の幅を広げます。
シマノHPより引用
以前はヴァンキッシュ以上にしか搭載されていなかったロングストロークスプールや、進化したマグナムライトローターなどコスパの高い仕様になっていそうです。
そして2000番と2500番ではドラグ性能が違っています。
ハイレスポンスドラグ(C2000 F4タイプに採用)
ファイト中の魚のスピード変化に対するレスポンスが良いドラグ。特殊なドラグ機構を採用。例えばボート際でファイトスピードを急に上げるスモールマウスバスなどの魚に最適。ファイト中の糸切れを防止。
シマノHPより引用
管釣りでは4lb以上はほとんど使用しないと思うので基本的にはこちらになると思います。
ラピッドファイアドラグ(2500 F6タイプに採用)
ドラグノブの回転数に対するドラグ力の変化が大きく、ストラクチャー周りで魚を止めたいとき、足元で急に突っ込まれたときなど、瞬時にドラグ調整をしたいシチュエーションで非常に有効な機能です。
シマノHPより引用
シマノのHPでは記載が間違っていそうです。(画像の上にはラピッドファイアドラグ(C2000 F6タイプに採用)となっていますが、ラピッドファイアドラグの説明の場所では2500F6、2500F6 HGとなっています)
管釣りではファイト中にドラグをいじる事は少ないのでこちらはバスフィッシング向きですね。
コンプレックスXRのラインナップ
コンプレックスはバス専用モデルということで、2000番と2500番のみになります。
前モデルもC2500番と2500番だったのでこの流れは伝統みたいですね。
スペック
簡単にスペックを表にまとめてみました。
品番 | ギア比 | 実用ドラグ力 最大ドラグ力(kg) | 自重 (g) | ナイロン糸巻量(lb-m) フロロ糸巻量(lb-m) PE糸巻量(号-m) | 最大巻上長 (cm/ ハンドル1回転) | ハンドル長 (mm) |
C2000 F4 | 5.1 | 2.0 3.0 | 155 | 4-110、5-90、6-70 3-130、4-100、5-80 0.6-180、0.8-110、1-90 | 69 | 45 |
C2000 F4 HG | 6.1 | 2.0 3.0 | 155 | 4-110、5-90、6-70 3-130、4-100、5-80 0.6-180、0.8-110、1-90 | 82 | 45 |
2500 F6 | 5.3 | 2.5 4.0 | 175 | 5-130、6-110、8-80 5-130、6-100、8-75 0.8-200、1-150、1.2-100 | 78 | 50 |
2500 F6 HG | 6.0 | 2.5 4.0 | 175 | 5-130、6-110、8-80 5-130、6-100、8-75 0.8-200、1-150、1.2-100 | 89 | 55 |
特筆すべき点は重量ですね!特に2000番の155gは現行機種の中でもトップクラスに軽いと思います。
価格
価格は26000~27000円前後となっています。
実売価格で近いのはダイワの20ルビアスあたりで、このあたりが競合相手になりそうです。
https://biborokukkk.com/post-400/
エリアトラウトに使えるか?
エリアトラウトに使えるか?と聞かれれば、もちろん使えると思います。
ナイロンは4lbから、フロロは3lbから巻き数が表記されている所を見るとかなりエリアで使いやすいスペックになっています(ナイロンも3lbからでもいける)
軽さと巻きの感度を求めるエリアトラウトのリールとしてはかなり良いものではないでしょうか?
他機種との比較
シマノの他機種と比べるとどうなのか?個人的な見解を書いていきます。
軽さなのか?耐久力なのか?
シマノの機種で比較する場合も2通りのタイプで比較する必要があると思います。
コンプレックスXRであれば軽さ、感度を重視しているので競合はヴァンフォード、ヴァンキッシュあたりになります。耐久力を求めるのであればツインパワー、ステラになってきます。
60cmぐらいまでならコンプレックスでも問題なさそうですが、70cmを超えるようなサイズを狙うのであれば素直にツインパワーやステラを検討したほうが良いと思います。※C2000番前提の話になります。他の機種であれば番手を上げる事で耐久力やパワーはなんとかなる場合はあると思います。
ローターの違い
ツインパワーとステラは金属ローターを搭載しているため、巻き始めが重くなります。一度回してしまえば慣性で回るのでスプーンを巻き続ける釣りを多用するのであればこちらを選んだ方が良いです。
対してコンプレックスXRを含むその他の機種はマグナムライトローターが多く採用されています。マグナムライトローターについては以下の通りです。
回転慣性を低減化しローター剛性を強化。
左右非対称のローター構造を採用し、操作性と感度の向上を求めて、異次元の回転軽さを実現したマグナムライトローター。さらにラインローラーの軽量化、ベールのチタン化、ローター肉厚の最適配置を行い回転慣性の低減に成功しました。
シマノHPより引用
マグナムライトローターは巻き出しが軽くなり、回転慣性を低減しているのでストップ&ゴーやリーリングスピードを変化させる釣りに向いてます。(もともとバスフィッシング用のモデルなのでそうなりますよね笑)
こうして考えるとコンプレックスの比較対象はヴァンフォードとヴァンキッシュになると思います。
コンプレックスVSヴァンフォード
コンプレックス(C2000F4HG)とヴァンフォード(C2000SHG)を比較すると・・・
値段はヴァンフォードの方が4,000円程度安く、重さも5g軽い?シマノのスペック表比較を見るとヴァンフォードでいいんじゃない?となりそうですが・・・
コンプレックスとヴァンフォードの大きな違いはドラグ性能になります。(ベアリング数もコンプレックスが上)
詳細ページに行くと、コンプレックスがリジットサポートドラグの記載があるのに対して、ヴァンフォードはありません。リジットサポートドラグについては以下です。
メインシャフト、スプール内のベアリング2 点でスプールを支持することで、スプールのフラツキを抑え、安定した滑らかなドラグ性能を発揮します。
シマノHPより引用
エリアトラウトでのキャッチ率で響いてくるのは間違いなくドラグ性能です。というよりドラグ性能をフルに使用して釣るのがエリアトラウトだと思います。(ドラグ性能を生かすという点ではアジングも似ていると思います)
エリアトラウトで使用することを考えるとコンプレックスXRにした方が間違いないです。
コンプレックスVSヴァンキッシュ
もうこちらに関してはお金があるならヴァンキッシュにしましょうとしか言えません笑
どんな物でも値段が上がれば性能があがります。ましてや同じ会社のリールで価格と性能の逆転が発生したら商売として成り立ちません笑
リールに関してはそれが顕著に表れており、間違いなくコンプレックスよりはヴァンキッシュが上です。
ただ、値段差があるので自分の財布と相談ですね笑
ちなみにコンプレックスが34,000円程度、ヴァンキッシュが5,7000円程度です(カタログ上なので実際はもう少し安いです)
ここの2万3000円を安いとみるか高いとみるかですね笑
まとめ
簡単にポイントをまとめてみました。
・2021年4月発売予定
・バスフィッシング用のモデルだが海水も可
・価格は26000~27000円前後
私としては巻き感が19ヴァンキッシュに近づいているのであれば購入しようかな?と思っています。(ヴァンキッシュ触った事ないんですけどね笑)
ライト系の釣りをするなら19ヴァンキッシュが最高と書いてあるレビューも多いので、気になってはいますがちょっと手を出しづらい値段・・・。
コンプレックスXRは仕様だけを見ると、ヴァンキッシュに近そうなので期待大です!(値段もなんとか手をだせそう)
あとは16ストラディック→19ストラディックのような違う系統になっていない事を祈るだけです笑
最近、C2000 F4 HGを触ってきました。とりあえず正統進化していたので一安心です笑 持った印象としては軽い!巻き滑らか!といった感じです。巻きの滑らかさはこの価格帯ではトップクラスではないでしょうか?
気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?