以前ライトショアジギングではフリームスLTを使用していましたが、中古で17モアザンを購入して使用していたところ全く別物だったのでレビューになります。
17モアザン 3012Hのスペック
モアザンのスペックについて軽くおさらいしましょう。
品名 | 巻取り長さ (cm) | ギヤー比 | 自重 (g) | 最大 ドラグ力 (kg) | 標準巻糸量 (PE) | ハンドル長さ (mm) |
2510PE-H | 90 | 6.0 | 245 | 7 | 1-200 1.5-150 | 55 |
3012H | 95 | 5.6 | 285 | 7 | 1.5-200 | 60 |
3500 | 83 | 4.9 | 435 | 8 | 2-300 2.5-250 | 65 |

17モアザンの特徴
ブレが少ない
フリームスを使用していた時はあまり気にしていませんでしたが、モアザンを使用し始めてからは明らかに違いました。フリームスのボディが樹脂に対して、モアザンは金属なので巻いている時のブレがかなり少ないと感じました。特にメタルジグ、メタルバイブ等の巻き抵抗の大きいルアーを使用する時はかなり差があります。
巻き上げが楽
ギアの素材が違う(モアザンはハイパーデジギア)のもあると思いますが、巻き上げがかなり楽です。
ライトショアジギングをやっているとわかりやすいのですが、ハンドルを巻くための力はフリームスに比べると少ない力でできると思います。フリームスの時は無理やり巻き上げている感がありましたが、モアザンはスムーズに巻くことができています。
魚をかけてからも楽に巻くことができるので、これは大きなメリットになると思います。
ドラグ性能について
ドラグについてはフリームスとモアザンどちらも違いはないと思います。どちらもATDを採用しています。17モアザンで採用されているものをフリームスにも採用していると思うので大きな差はないはずです。ドラグ自体はスムーズに効きます。
違いとしてはドラグノブの大きさでしょうか?フリームスの方が大きく、モアザンの方が小さいです。もちろん大きい方が操作しやすいのですが、この辺は慣れと事前の設定でなんとかなります。

弱点は?
17モアザンはシーバスリールのフラグシップなので基本的に弱点はないと思います。
唯一気になる点といえば若干重量があるという所でしょうか。また、LTコンセプト以前のリールなので逆回転機能がついているため、水の侵入経路が1つ増えている所も弱点と言えば弱点になります。
発売されてから3年は経過していますが、フラグシップということもあり総合力の高いリール

ハイパーデジギアの個体差について
私も購入前に気になったので調べました。ネットの記事ではコツコツ感がある個体がある、まったく問題ないと様々な意見がありました。
私は某中古釣り具でセールで中古のモアザン(14と17)を触る機会があったので正直に書きたいと思います。
結果からいうと、当たり外れはあると思います。
釣具店で14モアザン2台、17モアザン2台を回してみましたが明らかに違いがありました。
14モアザン2台は巻き感はそこまで悪くありませんでしたが、巻きの音がすごいうるさいものでした。(自転車のチェーンが外れた時のような音でジャラジャラいってました)
実釣でも気になるレベルだったのでこれはないかな・・・と思い購入はやめました。(14モアザンは経過年数も長いためそれが原因?)
その次に17モアザンを2台回してみましたが1台は14モアザン同様に巻いているときの音が気になりました。14モアザン程ひどくはありませんでしたが気になるレベルでした。
最後の1台を回してみると、他の3台が嘘だったみたいに静かで軽い巻きでした。私自身はそれまで個体差はあまりないものだと思っていましたが、個体差はあるという事をはっきり認識させられた出来事でした。
19セルテートLTと比較
このリールを買う候補としている方は19セルテートLTも検討している方も多そうなのでどちらももっていた私が正直な感想を書きたいと思います。
ハイパーデジギア、逆転ストッパー、見た目の3つにこだわりがなければ正直セルテートLTがオススメです。
自重に関してはセルテートLTがかなり軽く、巻きについても軽いです。
モアザンとセルテートを同時にオーバーホールに出し、巻き比べましたが、セルテートの方がはっきり分かるぐらい巻きが軽く滑らかでした。(3012HとLT3000XHで比較)
上で上げた3つの要素が絶対必要じゃなければ、セルテートの方が良いと思います。
17モアザンの評価
ダイワはLTコンセプトのリールが昨今出ていますが、まだまだ2,3年前のリールも戦えます。
LTリールはまだ暫く値段は下がってこないと思います。
最新のリールもいいですが、17モアザンもめちゃくちゃいいです。
値段が安く購入できるチャンスがある場合は一度検討してみてはいかがでしょうか?