今回はロデオクラフトのモカのインプレ記事になります。エリアトラウトをやっていれば一度は聞いた事があるクランクだと思います。発売からモデルチェンジをしながらもいまだ最前線で釣れているルアーで持っている方も多いのではないでしょうか?
地味に派生系が多いクランクなので個人的なオススメを含め紹介していきます!!
モカとは?
ロデオクラフトのエリアトラウト用のプラグ
モカはロデオクラフトから発売されているエリアトラウト用のプラグです。
発売から現在までずっと一線級で活躍しているルアーであり、愛用している方が多いルアーでもあります。
釣具屋でもかなり置いてある確率は高く、エリアトラウトではメジャーなルアーのひとつです。
モカの種類
フローティング・シンキング、SR・DR
モカと一言にいっても、モカの中だけでもかなり種類があります。今回は最もスタンダードな3種類を紹介します!
モカDR F
とりあえず基本的な扱い方をするのであればこちらがオススメ!
他のクランク同様にただ巻きだけでOKなので難しい事を考える必要はありません。
モカがどのぐらい釣れるのか試したい方もこちらを選んでおけば失敗は少ないと思います。
モカSR SS
シンキングクランクは何もしないと沈み、巻くとさらに潜っていきます。
こちらもただ巻きでも十分釣れますが、ロッド角度を変えて巻き上げ・巻き上げをすると今まで反応しなかった魚が釣れる事があります。
DRの違いは潜行角度であり、これは巻き上げ時・巻き下げ時にも影響してきます。
モカDR SS
上でも書きましたがSRSSとの違いは潜行角度と巻き上げ・巻き下げ時の角度になります。
単純な話だとこれで終わりですが、なぜか釣果が出やすいのはDR SSの方な気がします笑
他にはラトル入り HF(ハイフローティング) F2(スローフローティング)
他にもラトル入りモデルだったりHF(ハイフローティングモデル)F2スローフローティングモデルが存在します。
どれも一目で分かるようになっているので特徴をまとめておきます。
- F(フローティング) → 目が白 ボディにF
- HF(ハイフローティング) →目が青 ボディにHF
- F2(スローフローティング) →目が黄色 ボディにF2
- SS(スローシンキング) →目が赤 ボディにSS
- ラトル入り →ボディに音符
現行モデルと旧モデル
モカは途中からモデルチェンジが行われ仕様が変わっています。
現行モデル
現行モデルは2フック仕様
現行モデルは2フック仕様になっておりフッキング率が高くなっています。より多くの魚が取れるように進化した形で、数釣りに向いています。
旧モデル
旧モデルは1フック仕様
旧モデルは1フック仕様となっています。廃盤となっていますが、いまだに根強い人気がありフリマやオークションサイトでも定価に近いような価格で取引されていることもあります。
フックはテール側のみです。1フックのメリットとしてフックが絡むなどのトラブルがかなり少なくなります。
そして大きなフックもセットしやすいので大物狙いも可能です。
どちらを使っても大きく変わりませんが、気になる方は両方使ってみてもいいかもしれません。
モカの派生系
プチモカ ファットモカJr が存在
今回ここで紹介しようとすると記事が散らかりそうなので詳しくは控えますが、さらに厳しい状況の一手の時に使えるのがこの派生系のシリーズです。こちらに手を出すのは一度モカを使ってみてからで良いと思います。
モカのインプレ
飛距離について
重さから考えると飛距離は普通
このぐらいの重さのクランクは結構ありますが、そのあたりと比べてもモカは極端に飛ばないわけでもなく逆にめちゃくちゃ飛ぶというわけでもありません。
形状がわりと空気抵抗を受けにくい形なのでイメージよりもわずかに先にキャストできるという感覚ですね。
ちなみに飛距離に関しては旧モデルの方がフックが少ない分飛んでいるような気がします(こちらもわずかながらですが)
巻き感について
巻き感は弱め
巻き感は弱めでクランクを巻いているというよりはスプーンを巻いている感覚に近いです。
クランクで近いものだとニョロ系が近いですかね。モカはそれよりももう少し巻き感は弱い気がします。
絶妙な波動のアピールが釣れる要因でしょう。
F(フローティング)モデルは食わせのクランク
スプーンや他のクランクのフォローに最適
モカのフローティングモデルはスプーンや他のクランクで釣れない時にフォローで入れると釣れる印象です。
他のクランクと同じでレンジによってSRとDRを使い分けるのが効果的でした。
SRは水面直下ギリギリをかなり攻めやすく、このレンジでしか食わない時は無類の強さを発揮します。
S(シンキング)モデルはテクニカルに食わせる
ロッドの角度でアクションに変化をつける
シンキングモデルはその名の通り巻かないと沈んでいきます。
ある一定のレンジまでは沈みながら潜っていきます。ただし、ラインの角度がルアーの潜る角度よりもきつくなった場合はルアーは潜る格好をしながら上に向かって動き始めます。これがいわゆる「巻き上げ」という形になり、効果的な場合もあります。
他にも沈む特性を生かしてボトム付近を探ったりなど浅いレンジよりは深いレンジを探ることを得意とするルアーですね。
トーナメントでも使用される実用的クランク
モカはトーナメントでもよく使用されているかなり実用的なクランクになります。
同社のノアと同じくタックルボックスに1つは持っているという方もかなり多いと思います。モカの得意な状況とレンジさえわかれば間違いなく活躍してくれるルアーなので気になっていた方、まだ使った事が無いかたは一度試してみてはいかがでしょうか?