エリアトラウトを始める方にプラグをひとつだけオススメするのであれば私は間違いなくシマノのふわとろをオススメします!私自身も初めてクランクで釣ったのはふわとろでした。ふわとろの箱を見るとハンドル1回転1~8秒と親切に書いてありますが・・・・これって番手とギア比で話が違わない?ということで検証してみました。中々釣れない方もこのルアーなら釣れるはず!!ということで記事にいきます!
ふわとろとは?
ふわとろはシマノから発売されているエリアトラウト用のクランクベイトになります。
大きな特徴はジョイントボディとなっていることですね。
このおかげで普通のルアーではとまってしまうような速度でも連結部は動きます。これがトラウトに効くのでよく釣れるルアーとして有名です。
基本となるのは 35F TR-135-L / 35D-F TR-135M
基本となるのは2種類になります。
35Fは表層近くを得意としクリア系のフィールドであればサイトフィッシングも可能な深さぐらいのレンジになります。それよりも深いレンジを探る場合は35D-Fの出番になります。
派生形にふわとろトップ、ちびとろ、そことろ
派生系として名前の通り水面を引いてくるふわとろトップ、サイズダウンしたちびとろ、シンキングタイプのそことろがあります。
こちらに関してはふわとろを一度試してから購入を検討しても遅くはないと思います。派生形になってくるとシチュエーションを見極めて使用していかないと本家よりも効果が薄くなりがちです。
ふわとろ自体がかなり食わせ能力の高いルアーなのでまずは基本の2種を抑えることをオススメします。
適正な速度を検証
箱には1回転2~8秒と書いてあります。
今回はよく管釣りで使われるであろう1000番・2000番で検証してみたいと思います。
どちらかというと初心者におすすめのルアーなのでリールはエントリークラスのレガリスを使用します。
検証方法は秒速にします。リール1回転の巻き取り長さに対して2~8秒で除して1秒に何cm進んでいるかを算出します。
それをまとめたのがこちら!
品名 | 巻き取り長さ (cm/1回転) | 2秒 | 4秒 | 6秒 | 8秒 |
1000S | 64 | 32 | 16 | 11 | 8 |
2000S | 68 | 34 | 17 | 11 | 9 |
2000S-XH | 81 | 41 | 20 | 14 | 10 |
2500D | 75 | 38 | 19 | 13 | 9 |
2500S-XH | 87 | 44 | 22 | 15 | 11 |
小数点以下は四捨五入してます。単位はcm/秒です。
1000Sでもハンドルを2秒でハンドルを1回転させるとルアーは1秒で32cm動きます。8秒でハンドル1回転だと毎秒8cm動きます。
32cmだとちょっといいサイズのニジマス、8cmだとふわとろ2個分くらいですかね?
これを見て結構動いていると思った方!実際はこんなに動いてません笑
その理由は次へ!
実際は検証したほど移動していない
実際は間違いなくこの距離以下しか動いていません。その理由は何でしょうか?
使用しているのは水の中
上記で出した数字より移動していない理由のひとつに水の中ということがあります。
表の数字は単純計算の数字なので水の抵抗を考慮していません。なので実際には水の抵抗を受けるため移動距離は減ります。
リップがついている
ふわとろシリーズにはリップがついてます。
先ほど水の抵抗の話をしましたが、このリップで水を噛む(=水の抵抗)ので移動距離は減ります。そしてボディをクネらせて進むので純粋な直線移動距離ではなくなります。
ラインで引っ張っている
さっきから釣りでは当たり前のことを書いていますが、引っ張っているラインの素材でも移動距離は変わります。
特に水に浮くタイプのラインはルアーが沈んでいる部分以外は浮いていて、たるみ分を回収しながら巻いて来ているので余計に移動距離は減っていると思われます。
実際に動いているスピードを意識
秒数で検証してみましたが、大事なのは実際に動いているスピードを意識することです。
箱には目安にするため分かりやすく秒数を書いているのでしょう。
1000番の8秒でハンドルを1回転させたときは8(cm/秒)なので実釣上では4~5cmしか動いていないと思います。
逆に2500番のハイギアで1回転2秒で回すと1秒で30cm以上動きます。これについては動きすぎていると思うので、ふわとろの力を発揮できてないと思います。
動いている速度をイメージするのは最初は難しいかもしれません。
ですが速度をコントロールできればこれほど強いルアーはそうそうありません。
自分のリールにあった巻き速度を意識し、ふわとろを使いこなしましょう!