ロデオクラフトのプラグといえばモカ、そしてこのウッサが有名なのではないでしょうか?
他のプラグとは違いかなり特徴がありますが、「本当に釣れるのか?」「使い方は?」と疑問に思っている方も多いと思います。今回は実際に使ってみてのインプレ記事となります。
ロデオクラフトのウッサとは?
特徴
シンキングクランク
ウッサは種類で分別するとシンキングクランクになります。ですが、ウッサは他のシンキングクランクとは形状が全く違います。
リップの向きが通常クランクとは逆
写真を見てもらうと非常に分かりやすいと思いますが、普通のクランクとは逆向きにリップが付いています。
巻くと水面に向かって浮上
普通のクランクは巻くとどんどん潜っていきますが、ウッサについては巻くと水面に向かって浮上していきます。
巻いて浮き上がるクランクはあまりないので、これはウッサの大きな特徴といえるでしょう。
ウッサの種類
S(シンキング)とXS(エクストラシンキング)の2種類
ウッサはS(シンキング)とXS(エクストラシンキング)の2種類が存在します。
Sは2.7g XSは2.9g 大きさは共通で30mm
差としては0.2gですが、実際に使ってみると結構差がありました。
使い方
基本は沈めて巻く
基本は沈めてただ巻き
ウッサは基本的には沈めて巻けば釣れるルアーです。
アクションは特に必要なくただ巻きでOKです。プラグというよりはスプーンのように使うイメージで使うと使いやすいと思います。
巻き上げ
リップ形状が浮き上がる形状になっているので、早く巻くのに比例して早く浮かび上がります。
巻きあげる際は「巻く距離」と「巻くスピード」を確認
リップの角度は決まっているので、巻き上げる角度を変更したい場合はロッドの角度を変える必要があります。ロッドの角度が一定の場合は、巻く距離が長いほど浮き上がり幅は大きくなります(巻く速度>ウッサの沈む速度の場合)
そして巻く速度が遅い場合はルアーの自重が影響してくるので巻き上げた際の上昇幅は緩やかになります。
レンジキープ
沈む速度=巻き上げ速度 の時はレンジキープが可能
巻き上げでも少し触れましたが、沈む速度と巻きあがる速度のバランスが保たれている場合はレンジキープが可能です。
レンジキープができるようになるとスプーンのように扱うことも可能です。かなりゆっくり動きながらアピールできるので、スプーンで反応しなかった魚もこれには反応することも多いですね。
カウントで全レンジ対応
①巻き上げ ②レンジキープ ができるようになると全レンジをウッサで対応することが可能となります。
元々他には無い動きで食わせるルアーですが、広いレンジへの対応力でサーチルアーとしても非常に優秀な能力を持っています。
有効な状況
巻き上げに反応するときに効果的
やはりウッサが強さを発揮するのが「巻き上げ」が有効な状況です。
スプーンでも可能ですが、ロッドの角度の調整やスプーンが沈まないような巻き速度のキープなど割と難しいテクニックです。そもそもスプーンの巻き上げでは反応しない場合もあります笑
普通のクランクでは無反応なのに、ウッサに変えた途端に連発する・・・というのは実際に何度もありました!
実際に使用してみて
ウォブリングが強めのアクション
ウッサはボディを中心にしてかなり「ウォブリング」が強いアクションをしていました。
ウォブリング → ルアーが左右に振れるアクション
にょろ系のルアーが「ローリング」も入ったアクションをするのに対して、ウッサはほぼウォブリングです。アクション中は魚というよりは虫に近い動きをしているのでこれも釣れる要因のひとつだと思います。
他のルアーで釣れない魚を取るためのルアー
巻くと浮かびあがるというのは他のルアーには中々無い特徴です。中々無いからこそ良く釣れるルアーだとも言えます。
ウッサにも言えることですが、エリアトラウトでは突き抜けた特徴があるルアーが良く釣れる印象があります。
反応が無い、反応はするがフッキングしない・・・そんな状況で是非試して欲しいルアーです!