エリアトラウトの放流情報を見ていると「ロックトラウト放流中!」「大型ロックトラウト入りました!!」なんて謳い文句が書かれていることが最近おおいですがそもそも「ロックトラウトってどんな魚?」「どんな見た目?」「美味しいの?」など様々な疑問が出てくると思います。また、釣ったニジマスを見て「このニジマスなんか他のニジマスに姿が違うような・・・」なんて疑問を持った方もいるかもしれません。
今回はニジマスにそっくりなロックトラウトについての解説記事になります。これを見れば釣り場でロックトラウトが見分けられるようになるかも?
ロックトラウトとは?
ポイント
・ロックトラウトとはイワナとニジマスの交配種
ロックトラウトはイワナとニジマスの交配種になります。
名前の由来は岩魚の岩部分の「rock」と虹鱒の鱒部分の「trout」でロックトラウト。
ニジマスとロックトラウトの比較
比較するポイントは主に下記の3つになります。
ロックトラウトとニジマスの違い
・顔
・背中の模様
・体高がある
上の画像では同じ魚のように見えますが、よく見ると微妙に違う箇所があります。
まずは顔!上はどちらかと言えば角ばっており、イカツイ感じの印象に見えます。対して下は丸い感じになっておりかわいい印象に見えます。
かわいいという表現があっているかは気にしないでください(笑)
胸ビレと尾ビレの形も違うように見えます。エラの部分も下の魚が体の半分までに対し、上の魚はエラが体の半分以上にきています。
模様については下はドットみたいな模様になっていますが、上の魚は岩魚の遺伝子の影響を受けてか虫食いのような模様になっています。
ロックトラウトは赤身?
さすがにこのサイズのロックトラウトであれば赤身のはず!ってことで開いてみました。
まずは上のロックトラウト思われる方を開いてみました。
きれいな赤身で脂もかなりのってました。
続いて下のニジマスを捌くと・・・
ピンク?ですね。ただこちらも脂の乗り方がすごいです。
ロックトラウトとニジマスの身の比較
身の色は結構違いますね。脂の乗り方はいい勝負してると思います。
味について
どちらも食べてみましたが、結果的にはどちらもおいしかったです。
ただ、サーモンとしてみるならやっぱり赤身のロックトラウトの方に部があります。ロックトラウトの方が脂乗りもよく見た目的にも刺身にするならこちらでしょう。
ロックトラウトを見分けるポイント
釣った時に簡単に見分ける方法はふたつです。
見分けるポイント
・顔の形状
・背中の模様
顔の形状
明らかに通常のニジマスとは顔つきが違うのでそこで判断するのが一番簡単だと思います。
この表現があっているかは分かりませんがロックトラウトは目がイカツイのでニジマスをたくさん釣っている方であれば一目でその違和感に気付くと思います。
ですがニジマスは大きくなると顔が野生化するタイプもいるので顔だけでは判断しきれません。
サンプルを上げると↓の画像はロックトラウトのように見えますがニジマスです。
背中の模様
顔で判断できない場合はどこを見るべきなのか?
答えは背中の模様にあります!!
ニジマスは比較的きれいなドット柄になっていますが、ロックトラウトはイワナの遺伝子も入っているので背中の模様が綺麗なドットになっていない場合が多いです。
これについては個体差も大きいので見分けがつきにくいこともありますが・・・
釣った段階で確認するのであればこのふたつをよく確認しておきましょう!
この個体は背中の虫食い模様は少し薄めですが、尻尾の方に虫食い模様がはっきりでています。顔も普通のニジマスと違い、厳つい感じです笑
尾びれの形状に注目!
数を釣って思ったのですが、ロックトラウトは尾びれがあまり綺麗な形をしていないことが多いと思います。
上個体も尻尾が割れているような形状になっています。
左はニジマス(ドナルドソンという種類)と右のロックトラウトを比べると尾びれの形の違いがよく分かると思います。
こちらは先ほどより一回り小さいですが、ロックトラウトになります。
この個体は背中の模様が分かりやすく、顔も変わっています。尾びれも特徴的な形をしているのでロックトラウトで間違いないでしょう。
こちらもロックトラウトですが、顔はあまり厳つくありません笑
ですが、背中の模様と尾びれを見るとロックトラウトです。最初の画像でも言及しましたが、胸ビレもやはり少しニジマスと違うようですね。
これは分かりやすくロックトラウトって感じですね。
背中の虫食い模様がはっきり出ており、顔も明らかにニジマスとは違います。
ロックトラウトはサイズの割に体高がある印象
ブログのためによく写真をとっていましたが、これである程度ロックトラウトの見分け方は分かるのではないでしょうか?
是非、ロックトラウトと思われる魚が釣れたら参考画像をもとに見比べててみてください!