バリバスのエリアドライブシリーズといえば赤竿と呼ばれる「エリアドライブ TS」が有名ですが、その他にもさらにとがった性能のロッドも存在します。その名は「ARD-61F-T2RX」
どこが尖っているのかといわれるとまずはその軽さ!なんと49g!!それでいてフルカーボンではなくグラスも入っていて粘り強いという・・・普通は考えられない特徴を持っています。
今回は良い意味でおかしい「ARD-61F-T2RX」を紹介していきます!
スペックについて
基本的なスペックはこちら!
モデル名 | 長さ(ft.) | 適合ライン(lb.) | 推奨PEライン(号) | 適合ルアー(g) | 標準自重(g) | 継数(本) |
ARD-60T-DTRX | 6’0”(1.82m) | 1.2~3.5 | ~0.2 | 0.1~4.3 | 39 | 2 |
ARD-61F-T2RX | 6’1”(1.85m) | 1.2~3.5 | ~0.2 | 0.1~5.8 | 49 | 2 |
今回実際に使用したのは下の「ARD-61F-T2RX」の方ですが兄弟機も載せています。
やはり最大の特徴となってくるのが50gを切ってくるその軽さでしょう。現行の最新リールと組み合わせるとアンダー200gのタックルが完成します!
軽さを追求するために余計な装飾は削ぎ落としています。シンプルなデザインとなっているのでそこは好みが分かれるかもしれませんね。
適合ラインやルアー重量などもかなり細かく指定されておりこだわりを持って作られているのが良く分かるスペックとなっています。
新開発の極薄グラスシートをメインに40Tハイカーボンを適所に這わせることによって、クランクで「からめ獲る」粘りと、縦の釣りで「かけて獲る」瞬発力をも一挙両得せしめたのがこのハイブリッドグラスモデルです。フルグラスモデルよりもファーストアクション傾向になるため、エステル、極細PEを駆使した巻きの釣りはもとより、表層サイト、リフト&フォール、ボトムタクティクスにも最適です。
バリバスHPより引用
実際の使用感
スペックのからも分かるようにとにかく軽いです。今まで持った竿の中でも間違いなくトップクラスで軽く、ダイワのエアリティなど軽いリールと組み合わせると笑っちゃうぐらいの軽快感で操作できますね。
竿はグラス成分も入っているのでキンキンというよりも少しマイルドな感じで曲がります。
縦の釣りで掛ける瞬発力とクランクで絡めとる粘りを併せ持つロッドということなのでキンキンを求めている方は赤竿の進化VerのARD-60T-DTRXの方が良いでしょう。
個人的にはキンキン過ぎるのは苦手なのでわりと好きな感じなロッドですね。
魚を掛けてみて
軽さも相まってか魚が触れたのはかなり分かりやすく、グラスが入っていることを考えれば感度はめちゃくちゃ良いと思います(ぶっちゃけミドルクラスのカーボンロッドよりは絶対に良い)
掛けるのも乗せるのもできるということでしたが、個人的にはマイクロクランクからにょろ系の少し波動の弱めのクランクと相性が良い感じがしました?
ただ、ロッドのパワーは弱めかなという印象を受けました。
レギュラーサイズの魚にも結構振り回されたので大物狙いには向かないですね。赤竿の時も思ったのですが、タックルの総重量が軽くなると操作感は上がりますが魚に振り回されやすくなると思います。
それを差し引いても圧倒的な軽さと操作性の良さは使っていて気持ちが良くレギュラーサイズの多い釣り場ではかなり活躍するロッドだと思います!(元々トーナメントロッドなので当たり前)
入手しにくいロッドだが気になった方は是非!
このぐらいの軽さのロッドは正直中々無いです。現行のロッドだとダイワのプレッソのairが近いと思いますが、リールがシマノ派の方は採用しにくい所もあるでしょう。
ARD-61F-T2RXであればシマノ派の人も使いやすいとい思います。
トーナメント用に設計されたロッドなので60cm~ぐらいの魚が入るような釣り場では少し使いにくいかもしれませんが、50cmぐらいまでなら全然対応可能です(走られますが笑)
僅かなバイトを載せてキャッチまでもっていく能力はかなり高いので、伸度の低いラインを使って掛けにいく釣りをする人は是非検討してほしい1本になります!
これぐらい軽いロッドは一度使うと病みつきになるのでぜひ一度体験してほしい・・・。