最近よく使われているフルサイズクランクといえばパニクラという印象が強いです。ひと昔前であればラッキークラフトのクラピーシリーズがフルサイズクランクの需要を担っていたと思いますが、近年は各社それぞれ特徴のあるクランクを出していますね。その中でもよく使われていると思われるパニクラについて今回は記事にしていきます!
パニクラとは
パニクラはティモンから発売されているエリアトラウト用クランクです。
スペック・値段
種類 | 重さ | 大きさ |
PaniCra SR | 3.0g | 32mm |
PaniCra MR | 3.3g | 32mm |
PaniCra DR | 3.6g | 32mm |
PaniCra DR-HF | 2.8g | 32mm |
純粋なパニクラとしての種類は4種類あります。DR-HFは後発で出たものでちょっと扱いにくい側面もあると思うので今回は当初からある3種類の紹介になります。
大きさは全て共通で32mmとなっています。リップが長いので大きく見えますがボディサイズ自体は意外とコンパクトにまとまっています。重さはモデルによって異なっておりDRが一番重く3.6gとそこそこの重さとなります。
お値段はメーカー希望価格で¥1,430
amazonなんかだともう少し安く買えたりします。
カラーについて
カラー展開はクラピー程ではありませんがかなり多く、「釣れそう・・・」と思わせるようなカラーが非常に多いです笑(アングラー側からすると迷ってしまいますが)
人気な商品ということもありオリカラやコラボカラーも数多く存在し、ティモンのHP上だけでも52種類あります。おそらく実際はコラボカラーなんかも含めるともっと多いと思います。
これだけあると迷うと思うので記事の後半で実際に私が使っていてオススメのカラーを紹介させてもらいたいと思います。
パニクラのインプレ
パニクラを使っていて強く印象に残るのは「飛距離が出る」ということですね。
重量もそこそこあるのも影響してると思いますが、何よりも綺麗な飛行姿勢で飛んでいくのが飛距離に影響していると思います。
他のルアーが届かない場所までアピールすることができるので広い場所では無類の強さを発揮することがあります。加えてパニクラ自信のアピール力も高いので魚を寄せてくる力も強く、相乗効果でよく釣れるのだと思います。
使い方
使い方はただ巻きでOKです。
スピードについてはルアーが暴れないぐらいもしくはほとんど動いていないと感じる巻きスピードで良いです。これについては他のクランクも同様ですね。
公式HPにはボトムノックさせると激しいアクションを発生してアピールとありますがこちらの使い方はちょっと難しいので個人的にはオススメしていません。
確かにこの動きで反応する魚もいるのですが、この反応した魚を食わせるためには何かしらアクションを入れて食わせに行く必要があります。正直この釣り方は難しいので普通にただ巻きしていた方がパニクラは釣れます。
ボトムを叩くのであればボトム用ルアーの方が効率がよく釣れると思います。
パニクラの強みは飛距離と魚を寄せてくるアピール力の強さなのでそこを意識した方が釣果は上がりやすいですね。
パニクラを使用する状況
人によって使い方は違うとは思いますが私の場合は以下のように使うことが多いですね。
シャローとミドルレンジで反応が無かった場合
私の釣り方として上のレンジからアピール力の高いルアーを入れて反応があればそこで釣れるルアーを探して行くことが多いです。
シャローとミドルレンジで反応が無い場合はパニクラDRを入れることが多いですね。
他のクランクでも良いですがパニクラは一気に広い範囲を探れるのとやる気のある魚を引っ張ってくるのでサーチとしてかなり優秀です。実際これで釣れることも多々あるのでパニクラを使ったことが無い方には是非試して欲しい方法です!
応用編:釣れない時のパニクラMR・SR
もしパニクラDRを投げても反応なし、その後ボトムを攻めても反応が無い場合はパニクラMRに戻るとあっさり釣れたりします。
このパターンが通じるのは「群れが表層~中層でステイ」している時で泳ぎまわっている時はあまり効果がありません。MRで釣れる場合がほとんどですが、たまにその上のレンジを引かないと反応しない場合があるのでその時はSRを入れることが多いです。
基本的には魚の動きが止まっている時、活性が低い時に効果的なので是非試してみてください!
オススメのカラー
カラー展開は鬼ほどありますが、気に入ったカラーを使えば良い・・・と書くと結局決まらないと思うので私が実際に使っているカラーを紹介します。
静岡美人
最初に投げることが多いのは「静岡美人」が多いです。
地味系なカラーですが、目元が黄色くなっているので一定のアピール力がありサーチ向きのカラーだと思います。これで釣れるのか・反応があるのかでその後のカラーを決めていく感じですね。
安定感はあるのでとりあえずひとつだけ・・・という方にもおすすめのカラーになります。
ゴンティーラッシュグローII
活性が低そうだなという時はこちら!特徴的な名前ですがこちらも良く釣れます。
個人的な意見にはなりますが、クランクは透けている茶色系が一番効果が高いと思っています。この透け感や色具合がちょっと変わるだけで結構反応が変わることが多いので似たようなカラーにはなりますがクランクはある程度カラーがあった方が攻略の幅が広がります。
タッキーグロー
こちらも似たようなカラーになりますがオススメしておきます。暗めの茶色が効く時と明るめの茶色が効く場合があるので余裕があれば両方持っておいた方が良いでしょう。
上で紹介したのも合わせてグローカラーというのがハマる場面が多いので使う頻度は高めですね。特に曇っている時、水が濁っている時に効果を発揮することが多いです。
使いやすくてオススメのクランク
飛距離を稼ぎやすくアピールの強いルアーなので出しどころさえ間違えなければ誰でも簡単に扱うことができると思います。
先ほども書きましたが注意するのは動かすスピードだけですね。あとは勝手にルアーが魚を引っ張ってきてくれます笑
近年はにょろ系が強く、少し影に隠れがちなフルサイズクランクですがにょろ系が釣れない時ほど活躍の機会が多いと私は感じています。
パニクラは値段も比較的安く、手を出しやすいクランクだと思うのでぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか?