メジャークラフトといえば安い価格で本格的なロッドが手に入るメーカーという印象があります。どちらかといえばソルト向きのロッドが多い印象ですが、エリアトラウト用のロッドも販売しています。
今回はメジャークラフトから販売されているトラパラについてのインプレ記事になります。
メジャークラフトとは?
メジャークラフトはコスパの良い本格的な釣り具を発売しているメーカーです。
本社は大阪にあり、ロッド・ルアーなど様々な商品が販売されています。
おそらくメジャークラフトで最も有名なルアーはメタルジグの「ジグパラ」で一度は聞いたり使ったりしたこともある方も多いのではないでしょうか?
特にエントリーモデルに該当するロッドが多く、シマノ・ダイワよりも少し安くカッコいいロッドが欲しいという方の需要に応えているメーカーだと私は思っています。
ホームページを見てみるとよく分かるのですが、上記の2メーカーに劣らない種類のロッドが掲載されています笑
トラパラとは?
トラパラはメジャークラフトにおけるトラウト関連の入門モデルという位置付けです。
他のメーカーと比べるとかなり安く本格的なトラウトロッドが手に入るというのが最大の特徴でしょうか。
メーカー価格は1万円を切ってくる価格となっており、アマゾンでは7500円前後とかなり安くなっています。
安いからといって適当な作りではなく、十分実用的な仕上がりになっておりラインナップも充実しています。
発売されているモデル
発売されているモデルは以下の通りです。
Model | PRICE (税込価格) | 全長(ft) | 継数(pcs) | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | ポリエステルライン(号) | アクション |
TXA-562SUL | ¥8,300 (¥9,130) | 5’6” | 2 | 0.5-4 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-602SUL | ¥8,500 (¥9,350) | 6’0” | 2 | 0.5-4 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-632SUL | ¥8,700 (¥9,570) | 6’3” | 2 | 0.5-4 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-502UL | ¥8,300 (¥9,130) | 5’0” | 2 | 0.6-5 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-562UL | ¥8,500 (¥9,350) | 5’6” | 2 | 0.6-5 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-602UL | ¥8,700 (¥9,570) | 6’0” | 2 | 0.6-5 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-632UL | ¥9,000 (¥9,900) | 6’3” | 2 | 0.6-5 | MAX 4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
TXA-562SUL | 2g以下のスプーンやクランクベイトを手返し重視で使用するために開発。 1g前後のルアーが比較的苦手と思われていた方々でも、投げやすいようにセッティング。 釣りガールにもオススメの1本です。 |
TXA-602SUL | マイクロスプーンの扱い易さでは群を抜くモデル。 軽快なハンドリング性能も、タイニートップウォータープラグやタイニークランクの操作性も抜群。さらに磨きの掛かったソフトなチューブラートップで、数・型ともに好釣果を生み出します。 |
TXA-632SUL | ハイプレッシャーフィールドの下で、飛距離面において少しでもアドバンテージを得られるようにセミロングレングスに設定。 不意の大物にも対応し、あらゆるマイクロ・タイニー系に対応。エリアトラウトフィッシングを純粋に楽しめる1本です。 |
TXA-502UL | 「女性も、キッズも、シニアも使える物が欲しい」、そのような多くの要望に答えました。5フィートの短尺だから侮るなかれ! スプーンはもちろん、トップウォータープラグやミノーのトゥィッチ・ジャーク・ストップ&ゴー・シェイクなどの操作性も 重視したモデルに仕上げました。実は、意外と釣り人の心を揺さぶるオールラウンダーなモデルなんです。 |
TXA-562UL | 小・中規模ポンドでチョイスとなると、まずはこの1本でしょう。2〜3gのスプーンを放流直後で手返し良く狙いもよし。 フルサイズのクランクベイトや、鉄板やバイブレーションなどのボトム系プラグ等で狙うもよし。 これはまさにオールラウンダーなモデル。皆さんが大いに楽しんで頂ける! そんな1本に仕上げました。 |
TXA-602UL | エリアカテゴリーにおけるスプーンやプラグに対応するように設計したオールラウンダーモデル。 「1本のロッドで、トラウトを釣りたい」という方に最適なロッドです。ミノーイングやボトムでのバイブレーションプラグ、 メタルバイブの操作性に優れた最適モデルです。 |
TXA-632UL | 「スモールポンドからビッグレイク」、「レギュラーサイズから大型のトラウトも」、 といったような全フィールド・全対象にも対応するモデル。ソフトに設計したティップは、 オートマチックにトラウトを乗せる事を可能にしました。クランキングにも最適で、もちろんスプーンを始め、あらゆるプラグにも対応します。 |
エリア専門メーカーではありませんが、入門用モデルでここまでラインナップが揃っていることは素直に凄いと思います。
振り出しモデルも存在しますが、余程の理由が無い限りは2ピースロッドをおすすめします。(トラブルが少ないため)
使用してみてのインプレ
使用したモデルはTXA-632ULになります。
持って振ってみた感想としては「基本に忠実なエリアロッド」だなという印象です。
シマノやダイワのロッドは最近のモデルだと割とシャキッとしている事が多く、少しずつ現代にあわせた風に変化している印象です。
今回使用したこちらは「昔ながらのエリアロッド」という感じでかなり柔らかい作り(表現を選ばないのであればペナペナ)です。
このモデルがちょっと古いこともあるかもしれませんが笑
ルアーの飛距離的には他のメーカーのロッドと遜色ありません。
特別よく飛ぶという感じもありませんが、飛ばないという感じもなくイメージした飛距離が出ますね。
ただ、キャスト後のロッドの振れの収束はちょっと気になりました。普段使っているロッド(ミドル~ハイエンド)と比べると少し差がある部分でした。
魚を掛ける性能も癖はなく、無理なのは無理・掛けられるものは掛けるという感じでした。
魚を掛けてからはロッドが柔らかいのもあり、バラシにくい印象です。
エリアトラウトに必要な水準は十分満足しており、エントリーロッドとしては間違い無いでしょう。
個人的にオススメなのはナイロンよりもフロロなど伸びの少ないラインの方がこのロッドにはあっているかなという印象ですね。
上位モデルとの差
他のモデルの上位モデルなどと比べるとやはり差はあります。
先ほども書きましたが、キャスト後ロッドのブレがあるので巻き始めるタイミングがワンテンポ遅れたりします。また、着水直後のアタリが判別しにくいです。
細かい事にはなりますが、突き詰めていくと差が出てくる部分になります。
感度についてはやはり上位モデルが上です。
トラパラは「無理なものは無理」と書きましたが、それをなんとか掛けにいくのが上位モデルです笑
伸びないラインをオススメしたのはその感度の差を埋めるためでもあります。
エントリーモデルに求めることではありませんが、後々重要になってくることなので一応書いておきました。
エントリーモデルとしては最適
総評としてはエントリーモデルとしては十分な性能をしています。
価格を抑えて本格的なエリアロッドが欲しい方には最適なロッドだと思います。
使っていて扱いにくい感じは全く無かったので最初の1本としてもオススメのロッドです!