最近のメインロッドとなりつつあるプレッソエアーAGS。最初は「こんな細いロッド大丈夫かな?」という感覚でしたが使っているうちに「全然大丈だしいける!!」という感覚になってきたので紹介していきます。このロッドを使うと他のロッドが重く感じます笑
プレッソAIR AGSとは?

プレッソエアーAGSはダイワから発売されているエリアトラウト用ロッドです。
コンセプトはエアーの名前の通り軽さになります。最近のダイワのリールと組み合わせるとタックルの総重量が200g以下というめちゃくちゃ軽いタックルが完成します。使ってみるとわかるのですがこの200g以下がとてつもなく軽くて操作感が良い!!
ダイワの公式はこんな感じの説明分になっています。
~エリアタックルのアンダー200gの世界~
目指したのは、唯一無二の使用感。
使用感を突き詰めた結果、ロッド単体でアンダー50gを達成。(除61LB)
単に軽いロッドを作ることは可能だが、使用感や強度を犠牲にせずに軽くすることは難しい。
しかし、ダイワのロッド製作のノウハウは、こんな困難なミッションを容易く乗り越えた。
キャスト、ルアー操作、掛け性能、ランディング性能・・・
基本性能全てを何一つ犠牲にすることはない。
PRESSOリール、EXISTなどの軽量リールと組み合わせることで、タックル総重量でアンダー200g。
一度手に取ったら戻ることの出来ない、新たなエリアトラウトの世界の扉が今開かれる。
この言葉の通り使ってみないとわからない快適さがプレッソエアーAGSにはあると思います。
プレッソAIR AGSの特徴
外観について
エアーで一番気になってくるのが外観だと思います。私も購入する時にかなり躊躇した部分でもあります笑
特に気になってくるのがグリップエンドの部分でしょう。他のロッドはグリップエンドに向かって徐々に太くなっていき、自然な形で収まります。それに対してエアーは同じ太さのまま伸びた特徴的なデザインになっています。そしてグリップエンド自体もあまり長くありません。

多くの人が最初に引っかかってくるのがこの部分でしょう。「耐久性は大丈夫なのか?「違和感はないのか?」等々気になると思いますが個人的には一度使ってしまえば違和感はすぐに無くなりました。それよりも軽い事のメリットを多く感じる事の方が多かったです!
60cm近いサイズも問題なかったので本当にこのデザインを受け入れられるかだけになってくると思います。

スペック

一応カタログ上は10本種類があるのですがメインロッドとなりえるのは4本だというのが個人的な感想です。もちろん自分のスタイルと合うのであれば好きな種類を選べば良いと思うのですがちょっと汎用性は高くないかな?といった印象です。
気になる10本のスペックはこちら!
| アイテム | 説明 |
| 510XUL | マイクロスプーンからスモールプラグなどの軽量ルアーをストレスなく使用でき、シビアな状況でも確実にバイトを捉えるモデル。 |
| 510UL | 1.5g前後のスプーンをメインに、巻物全般を快適に使用できるオールラウンドモデル。 |
| 61L | ソフトなティップ部を採用し、低伸度ラインを組み合わせ、クランク、スプーンを使用し積極的に掛けるモデル。 |
| 61ML | 2g前後のスプーンをメインに、プラグ全般までと、幅広いルアーに対応。巻きの釣り、操作系の釣り共に高次元にこなす。 |
| 61L-B | スプーンからプラグを使用し、キャストのしやすさ、ルアーの操作性を高次元で両立したベイトモデル。 |
| 55L-S | 取り回しの良い5.5ftのレングスに、ショートソリッドを組み合わせた高感度ソリッドモデル。軽量スプーンの泳ぎを手元に伝える感度と、マイクロクランク使用時のノリの良さを併せ持つ。操作系プラグにもおすすめの一本。 |
| 61ML-S | 操作性と感度を両立した、ソリッドティップモデル。繊細なソリッド部と強めのベリーからバット部の組み合わせは、ボトムルアー、ミノーなどの高い操作性と確実なフッキングをもたらす。繊細なティップは、スプーンにも高次元に対応。 |
| 55M-MT | カーボン素材とは一線を画す高感度「メタルトップ」を採用し、あらゆる変化を伝える手感度、ティップ部の繊細さがもたらす目感度も持ち合わせるロッド。 フォールの釣りや操作系の釣りで圧巻のパフォーマンスを発揮。 |
| 510UL-E | 突き詰めたガイドセッティング、繊細なバイトを捉えるティップセクション、衝撃をいなしラインブレイクを防ぐ、負荷に応じて素直に曲がり込むベリー ~バットセクションを採用と、エステルラインを用いた釣りを完遂するロッド。 |
| 61L-S | 繊細なソリッドティップセクションは絡めるように針を口に残し、張りのあるベリーで確実に掛けることが可能。低伸度ラインを組み合わせることで巻きの釣りから操作系の釣りまで幅広くカバーする一本。 |
この中で個人的にオススメなのが以下4本です!
- 61L
- 61ML
- 61ML-S
- 61L-S
上記4本が状況を選ばず様々なルアーが扱いやすいロッドだと思います。今回私が購入したのは61MLですがよりオールマイティにいくのであればS(ソリッド)モデルのどちらかがオススメです!他のプレッソのロッドでソリッドモデルと通常のモデルどちらも使ってきましたがソリッドモデルの方が針が残りやすくバラしにくい感覚はあります。
今回私が購入した61MLはナイロンを想定しており、実際にメインはナイロン・時折PEラインといった感じで運用しています。低震度系ラインをメインでいくのであればソリッドモデルの方が相性は良いと思います。
他のモデルに関しては攻めたセッティングになっているので冒頭で書いた通り自分に合いそうなら検討するのはアリだと思います。
実際に使ってみて(AGS61ML)

使用した感想としてはやはり軽い!!タックルの組み合わせとしては同じダイワのエアリティ(LT2000S-H)、ルビアス(LT2000S-H)で使用してみました!
軽いというのが正直かなり大きな影響を与えることがエアーを使用していて分かりました笑
まず1日投げていて疲れない!!他のタックルと比べても大きくても数十グラムの差だと思いますが1日を通して使った時の疲労感はかなり違います。そして他のタックルに持ち帰ると「重い・・・」といった感覚になります笑(最近のタックルなんでそんなに重いタックルではないんですけどね)
そして飛距離とキャスト精度が上がります!軽くなり振り抜けが良くなることで飛距離については上がっているのだと思います。キャスト精度については手元が軽くなるので操作性が良くなり狙ったところに入れやすくなります。
エリアトラウトでは正直そこまでキャスト精度を求められることはないのですが、インレットや流れ込みで待機している魚を狙う場合は違ってきます。奴らは流れてくる餌を待っているのでそのルートに正確に流していかないと食ってきません笑

リヴァスポット早戸で流れ込みについている魚を狙う時に軽さによるキャスト精度向上の恩恵はかなり感じましたね。
私が一番心配していた「大物がいけるのか?」という問題でしたがこれも杞憂でした。ベリーパーク鹿留で60cm近いのをキャッチしましたがファイト中は他のロッドと変わらず違和感なく、パワー不足も感じませんでした。
こうなってくるとこのロッドがメインロッドで良いんじゃないか?という感覚になって最近ではこのロッドを多用しています笑
見た目と耐久性に疑問を感じて敬遠している方もいるかもしれませんが、実際に使ってみたら総じて気になる感じはありませんでした。それよりも軽さによるメリットの方が大きいので是非使ってみてほしいロッドですね!正直個人的にはLTDより好きかもしれないです笑

