プレッソ LTD AGS とは?
プレッソ LTD AGS って書かれてもダイワのロッドを知らないと何の事を書いているか分からないと思います。ということでまずはそれぞれの用語から説明していきます。
プレッソ→プレッソはダイワのエリアトラウトブランド名
プレッソはダイワのエリアトラウトのブランド名になります。黒とオレンジを基調としたカラーリングになっていて、ロッドやリール、その他小物はこれにならって制作されています。
スプーンにはこれといった特徴はありませんが、プラグは目にプレッソマークが入っているのですぐに見分けることが出来ます(コラボしたプラグは除く)
LTD→limited(リミテッド)
LTDはリミテッドを略したものです。意味通り「限定の、特別の」と捉えていいと思います。LTDが付いたものはそのシリーズの最上位ランクとなるので「特別の」という意味合いが強いと思います。ただ、毎度発売される度にすぐに買えなくなるのである意味「限定品」と捉えても良いのかもしれません笑
AGS→エアガイドシステムの略
AGSはエアガイドシステムの略です。システムとは言いますが、カーボンガイドのことを示します。他のメーカーでは金属ガイドがほとんどですが、ダイワのみ超軽量カーボンガイドを採用するモデルがあります。この場合、モデル名にAGSが付きます。
◆飛距離
軽量化によって、ロッドを振り抜くスピードが上がり、また、投げ終わったときのティップのブレも素早く収束する。それによって飛距離がアップする
◆高感度
ガイドが軽くなることで、ブランク本来の感度伝達力がフルに引き出され、感度がアップ。加えてフレームの高剛性が、細かな振動をダイレクトに手元に伝える
◆糸絡み自動解除
ラインがフレームに絡んでも解けやすい、ダイワ独自の形状を実現。Rフレームは、よりスマートに、トラブルレスになった
ダイワ HPより引用
特徴
軽い
現行のプレッソ LTD AGSとほぼ重量は変わらず、60g台をキープしています。ダイワのLT機と合わせるとタックルあわせて200g前半という驚異的な軽さになります。
エリアトラウトは軽いルアーを扱うことが多いのでこの軽さは感度・操作面で圧倒的なアドバンテージになります。
AGSによる飛距離の上昇と感度の上昇
ガイド自体の重さは通常のガイドと比べて全体で1g以下の重量しか変わりませんが、飛距離と感度の変化は感じ取ることが出来ます。
特に軽いルアーを扱った時にその傾向が良くで出ており、他のロッドより遠くに飛び、小さな当たりも拾えるという印象が強いです。どんなに釣れるルアーでも魚がいる所まで飛ばさないと意味がないので、そういった意味でも「今まで釣れなかった魚が釣れるようになるロッド」だと私は思っています。
釣り方にあわせた豊富なラインナップ
シマノのコンセプトが「大物を釣る」のであれば、ダイワ プレッソのコンセプトは「数を釣る」といえるでしょう。
シマノの最高峰、エリアリミテッドは4種類のラインナップ。対してプレッソは7種類のラインナップとなっています(現行のLTDは8種類)
状況に応じた専用の竿があり、正直私も「こんなに必要か?笑」と思うほど種類があります。裏を返せば種類が多いからこそ好きなバランスのロッドを選べるともいえます。
各種類のインプレ!
62XUL
最も柔らかくバラしにくいロッド
62XULはプレッソLTDの中では最も柔らかく、最もバラしにくいロッドになります。
一般的なトラウトロッドのようにペナペナ感はなく割とシャッキリとした印象を受けます。魚が掛かると一気に曲がりこんでくれるのでバラす確率はかなり低いです。
反面、フッキングパワーが弱くなる・大物を釣るには長時間かかるなどの一面があるので、状況やセッティングによって調整が必要になってくる場合もあります。
基本的には軽いスプーンやマイクロクランク系と得意とする「乗せる」のが得意なロッドです。
60ML
最もオールマイティなロッド
かなりシャッキリとした印象のロッドで、積極的に掛けてパワーですぐに寄せてくるロッドになります。高活性時に効率的に数を伸ばしたい時がこのロッドの真価を発揮するところです。
張りがある程度あるためトップからボトム用ルアー、ミノーイングまでこなせるオールマイティなロッドです。
パワーはかなりありますが、同時にロッド自体の反発力もかなり高いので大物は少しバラしやすいかな?と思う時もあります笑
63ML
LとMLクラスの中間のようなロッド
これ以前に使っていたロッドがプレッソAGSのLクラスのロッドで個人的にはめちゃくちゃ気に入ってました。63MLは表記こそMLクラスのロッドですが実際の性質はLクラスに近いロッドだと思います。
60MLより少し長さが伸びている分、反発力が若干マイルドになっています。飛距離も伸びるので少しでも遠くに投げたい方にはこちらがオススメです。
スプーンで掛けに行くのも得意なロッドでもありますが、ナイロンラインを使ったクランキングもかなりハマるロッドです。
非常にバランスが良かったので私はこのロッドをメインに使用していました。
まだまだ現役で使えるロッド!
年式としては7年目に入るロッドですが、まだまだ現役で戦えるロッドです!
特にAGSが付いていないロッドしか使ったことない方にはかなりオススメできます。途中で数釣り向きとも書きましたが、大物への対応も全く問題ありません。
新品で売ってないのが残念ですが、現行で最新モデルが出ているので気になる方はそちらをチェックしましょう。
16モデルが欲しい方はひたすらオークションかフリマサイト、もしくは店舗をチェックしましょう笑