コーホーサーモンとは?
コーホーサーモンは銀鮭
「コーホーサーモン」と言われるとピンと来ない方も多いと思いますが、「銀鮭」と聞くと「見たことある!」「聞いた事ある!」という方もいると思います。
それもそのはずで、コンビニ各社から銀鮭の商品が出ているので知らずのうちに目には入っているのかもしれません。コンビニで売っているということはおいしくて安く、加工しやすい魚ということになります。
釣り場でもそうですが、一般的に流通している魚なので「コーホーサーモン」という名前に騙されないようにしましょう笑
コーホーサーモンの特徴
コーホーサーモンの特徴は5つだと思っています。
① 体が銀色
② 鱗がはがれやすい
③ 歯が鋭い・口が堅い
④ 目の形がティアドロップ(しずく)形
鼻先が鋭く、鼻穴がはっきりしている
この5つの特徴を踏まえてニジマスとの違いを解説してきます!
ニジマスとの違い
① 体が銀色
ニジマスとの違いのひとつとして体表が銀色ということがあげられます。これに関しては写真を見た方が分かりやすいと思うので早速どうぞ!
こちらはニジマスは分かりやすい写真を使用しています。ニジマスと比べるとコーホーサーモンは明らかに銀色です。これが銀鮭と呼ばれる理由なのかもしれません。
少し見分けが難しいのはニジマスのスチールヘッドかもしれません。
こうやって見比べるとはっきり分かるのですが、エリアトラウトを始めたばかりだと間違う事もあるかもしれません。
② 鱗がはがれやすい
ニジマスとは違いかなり鱗は剝がれやすいです。ネットインしてから暴れられるとそれだけで鱗がボロボロ落ちてきます。ニジマスではそんなことは無いので釣り場では一番分かりやすい特徴だと思います。
③ 歯が鋭い・口が堅い
ニジマスと比べると歯が鋭く、口が堅い特徴があります。コーホーサーモンがバレやすいというのはこの「口が堅い」というのも一因にあると思います。
めちゃくちゃ拡大したので画質が悪くて申し訳ありませんが、ニジマスは口を開いた状態ではっきり尖っている歯はそこまでありません。(大型になると目立ちますが)対してコーホーサーモンは歯がはっきりしています。釣りしている時はじっくり見るのは難しいですが、判別するポイントのひとつなので押さえておきましょう。
④ 目の形がティアドロップ(しずく)形
コーホーサーモンの目は丸ではなくティアドロップ(しずく)形をしています。上の写真を見比べてもらうとコーホーサーモンの目はティアドロップ形に近い事が分かると思います。こちらも慣れてこないとすぐには判断できないかもしれませんが、ポイントのひとつになります。
⑤ 鼻先が鋭く、鼻穴がはっきりしている
この特徴は個体によって差が出やすいので参考程度にお願いします。コーホーサーモンはニジマスと比べると「鼻先が鋭く、鼻穴がはっきり」しています。
この画像で分かりますかね?
気持ちコーホーサーモンの鼻先の方が鋭いはずです。加えて鼻の穴もコーホーサーモンは位置が分かると思いますが、ニジマスはちょっとぼやけていると思います。ここで判断するのはかなり難しいので、先ほども書きましたがここでの判断基準は参考程度としておきましょう。
コーホーサーモンの釣り方
コーホーサーモンは基本的にはニジマスと同じくスプーンでもプラグでも釣れます。私個人としてはスプーンへの反応が良いと思っていて、多少速い動きでも食ってくる印象があります。
基本は表層狙い
コーホーサーモンは表層を回遊する傾向が強いため意識して上のレンジを引いてくる必要があります。色々な場所で表層50cmぐらいが狙い目!と書いている所が多いですが、実際その通りだと思います。
表層50cmとなると重くても2gぐらいまでで攻めるのがオススメです。ゆっくり引きたいのであれば徐々に軽くしていくというアプローチの仕方で良いでしょう。
水深的にステイン系までなら偏光グラスを付ければスプーンを追ってくる姿が見えるはずなので、反応を見ながらカラーを変えていくのが正解だと思います。
プラグについてもできれば水面直下を攻められるプラグが良く、個人的はトレモあたりがあっている印象です。
釣って楽しい、食べておいしいので狙える方は是非!
冒頭でも書きましたが、食品としては一般的に流通している魚です。コンビニで気軽に食べられるので気になった方は釣る前に食べてみてはいかがでしょうか?
釣りのターゲットとしては良く跳ねて、割とバレやすいのでかなり面白い魚です。引きとしてはニジマスより若干強いぐらいなので専門に狙ってみても面白いと思います。
専用のルアーも発売されているので、ローテーションに加えると釣果アップに繋がるかもしれません。
寒い時期によく放流される魚で期間限定感はあるので、近くで放流される機会がある方は狙ってみてはいかがでしょうか?