「エリアトラウトってどんな釣りなの?」「必要なタックルの詳細は?」「どんな魚が釣れるの?」「釣りするのにお金がかかるの?」などやった事が無い人にとっては疑問の多い釣りだと思います。
この記事では私のこれまでの経験からエリアトラウトに必要なタックルやその他情報を解説しています!基本的には初心者向けの内容なります!これを見たらだいたいの疑問は解決するはず・・・ということで記事にいきます!!
エリアトラウト(管釣り)とは?
エリアトラウトとは
・ルアーフィッシング用の釣り堀
・ニジマスを中心としたトラウト類が釣れる
エリアトラウトとは簡単にいうとルアーフィッシング用の釣り堀になります。(管理釣り場 管釣りとも言います)
関東近辺では冬季の間プールをエリアトラウトの施設として使用する所もあります。(としまえんが有名でしたが残念ながら閉鎖・・・)
釣れるのはニジマスを中心としたトラウト類になります。
料金は?
1日遊ぶのであれば4000~6000円ぐらいが掛かる料金になります。釣り場によって値段設定はバラバラなので行く釣り場の料金を確認しましょう。
午前券や午後券、時間券もある
1日もやらない場合や2~3時間やりたいという人たちは午前・午後券や時間券もあります。
基本的には営業時間内に行けば釣りはできます。ただ、コスパで考えると1日券が最も優遇されていることが多いです。
魚は持って帰れるの?
魚の持ち帰りは大概の釣場で可能です。その釣り場によって持ち帰る事が可能な匹数やサイズが決まっています。
持ちかえり希望の方は釣りを始める前にスタッフの方によく確認しておきましょう。
最近ではブランドサーモンを放流している所もあるので良いサイズが釣れれば以下のような刺身も食べ放題ですよ!!
持ち帰る魚のキープ方法について
魚を持ち帰る場合はスカリという網を使って魚をキープします。
釣り場で無料もしくは有料で貸し出ししている場合がほとんどです。
一般的にも発売しているものなので本格的にやるつもりの方は自分で購入しても良いでしょう。
一部釣り場ではスカリによるキープが禁止になっている所もあるので注意しましょう。もちろん、リリース専用となっているエリアもキープ禁止となります。
トラウトとは?
トラウトについて
・トラウトは日本でいうマス(鱒)類
・エリアトラウトで良く釣れるのはニジマス、その他はイワナやヤマメなどが多い
トラウトは日本でいうマス(鱒)類のことを言います。代表的なのはニジマス、イワナ、ヤマメ等です。
最近は上記以外にも様々な魚種や品種改良されたトラウトが放流されていることが多いです。
最近は魚も巨大化してきているので、釣り場によっては60cmを超える魚が釣れる場所も珍しくありません。
必要なタックルについて
もちろん専用のエリアトラウト用のタックルを用意するのが最も望ましいですが、1~5gのルアーをキャストできるタックルであれば何でもOKです。
アジングロッドやバスロッドなんかでも大丈夫ですね。
ただし、釣り場によってはトラブルを避けるため長さ制限をしていることもあります(6ft台のロッドであれば大丈夫)
ロッド
ロッド選びのポイント
・長さは6ft前後!迷ったら長い方を選んだ方が良い!
・最初は柔らかめのロッドがオススメ!
ロッドはバスロッドのUL以下、アジングロッド等でも構いません。(場所によっては長さが制限されていることがあるので要確認)
ただし、最初のうちは柔らかめのロッドをオススメします!
理由としては他の釣りよりも圧倒的にバラしやすく、衝撃を吸収しやすいロッドのほうがばらす確率が下がるからです。
反面、感度は少し鈍くなります。
逆に硬めのロッドは当たりを感じやすいですが、掛けた後はばらしやすいです。
まあこのあたりは選ぶラインの種類とドラグ調整でどうとでもなるのですが、今回は初心者向けの記事なのでオーソドックスな場合を書いています。
少し極端なロッドですが、鱒レンジャーもバラしにくくとりあえず試してみるには手軽なロッドなのでオススメです。
リール
リールは一般的に言われているのは2000番前後になります。基本的にはドラグを出してファイトするのでそこまで大きなリールは必要ありません。
大きな魚が掛かった時にもキャッチできるように4lbのラインが100m程度巻けるリールであれば特に問題ありません。100m以上になる分には良いですが、それ以下になるのはラインが切れたりトラブルが起こった時に対応しにくくなるのでオススメしません。
シマノ、ダイワのエントリークラス以上であれば最低限のドラグ性能は確保できるので本格的に始めたい場合はこのあたりから検討しましょう。
ライン
ラインの種類
ナイロン・フロロ・PE・エステルの4種類
基本から上記から選んで単独で使うか組み合わせて使います。
この中で初心者の方にお勧めなのはナイロン・フロロのどちらかです。
PEとエステルに関しては「リーダーを結ぶ」という糸を組み合わせて使う作業が発生します。慣れれば誰でもできるようになることですが、最初のうちはストレスの要因にしかならないと思うのでオススメはしません笑
ナイロンラインについて
ナイロンの特徴
・ラインがしなやかで衝撃吸収しやすくばらしにくい
・同じ強度であればフロロよりも飛距離が出る
・感度はフロロに比べて劣る
ナイロンはよく衝撃を吸収してくれるので魚を掛けた時にばらしにくいです。とくに大型の魚を掛けた時にその真価を発揮します。
そして同じ強度であればフロロよりも飛距離が出ます。
反面、フロロより感度は劣ります。
フロロラインについて
フロロの特徴
・ラインの伸びが少ないためアタリが分かりやすい
・同じ強度であればナイロンより飛距離は出にくい
・水中で見えにくい(魚に違和感を与えにくいといわれている)
フロロは伸びが少なく当たりが手元に伝わりやすいです(ナイロンと比較)
しかし、強度が同じであればナイロンよりは飛距離が落ちます。
フロロは水中での屈折率が水と近いため魚からラインが見えにくいといわれています。
ラインの強度について
準備するべきラインの強度
・ナイロン・フロロどちらの場合も3lbまたは4lb
・釣れる魚が40~50cmまでであれば3lb、50cm以上が釣れる可能性がある場合は4lbがオススメ
初心者の方が扱うラインの強度は3lbもしくは4lbがオススメです。これについてはナイロン・フロロともに共通です。
大物を狙う場合も4lbあれば特に問題ありません。私自身も4lb以上を使ったことはなく、60cm・70cmまではキャッチできています。
細くする場合は2lb以下もありますが、そこまで極端にするとかなり切れやすくなるので3lbを選ぶことをオススメします。
3lbと4lbのどちらにするかを選ぶ基準は釣れる魚のサイズで決めるのがいいと思います。
行く釣り場の放流情報やブログなどを探せばどんなサイズの魚が釣れるのかは大体分かるのでそれを参考にしましょう。
個人的には50cm以上が釣れる可能性があるのであれば4lbがオススメです。
もちろん3lbでもキャッチできますが最初のうちはやりとりやドラグ設定も分からない状態でのファイトになると思うので、少しでもラインブレイクの可能性を減らすためにも強度の高いラインを選んでおいた方が安心です。
60~80cmクラスがいる釣り場では間違い無く4lbが良いです!個人的な経験からですが70cmを超えると4lbでもかなりキャッチまで時間が掛かります・・・
必要なルアーについて
必要なルアーについて
・スプーン
・プラグ
・反則系ルアー(使用可能かはその釣り場のレギュレーションによる)
・フェザージグ(使えない釣り場が多い)
基本的にはスプーンとプラグになります。
エリアトラウト用で売っているものであれば基本的には問題ありません。たまに小さすぎるものはレギュレーション規制されていることがあります。
これから紹介するものはどの釣り場でも使えるものなので迷ったらそちらを選ぶことをオススメします。
最初のうちは2g前後のスプーンの色違いが5種類程度あればいいと思います。amazonや楽天の激安スプーンセット等でも全然釣れます(笑)私も最初は激安セットで釣っていました。
予算が許すのであればロデオクラフトのノアとノアボスの1.5g~4.4gの間で何枚か揃えるのをオススメします。私も現在メインで使っているスプーンであり、かなり実績のあるスプーンになります。
数が多くなりそうな場合はワレット(スプーン入れ)も準備しておきましょう。
プラグでしか釣れない状況も多々あるので何種類かは用意しておくと非常に便利です。
プラグも数が多すぎて選ぶのが難しいですが、ひとつだけ紹介するのであればシマノのふわとろがオススメです。
私が初めて釣ったプラグであり、今でもかなり釣れるプラグです。(かなり簡単になるので最近はよほど渋くない限りは出しませんが笑)
他にも私が良く使っているプラグも紹介しておくので他の種類も気になる方はそちらもどうぞ!
その他には反則系ルアーがあります。簡単に釣れることが多いので使用禁止にしている釣り場も多くあります。購入前に使用できるか確認しておきましょう。(セニョールトルネード、ぐるぐるX、Xスティック)
釣り場でルール(レギュレーション)
注意事項
・フックはシングルバーブレスフック(かえしなし)を使用する
・ダブル・トリプルフックは禁止
・バス用やソルト用のものをフックを変えて使用する場合はサイズと重さに注意
・ワームは禁止
・フェザーはレギュレーションを確認すること
・リリースする魚の陸上げ禁止
上記で書いたものはほとんどの釣り場に当てはまる一般的なルールです。
釣り場のHPを見るとルール・禁止事項が書いてあります。(レギュレーション)あくまで管理されている釣り場なのでその場所のルールは必ず守りましょう。
特に一番下のはフックを外そうとして一度陸に上げてしまうのをたまに釣り場でも見ます。キープするなら良いのですが・・・。
リリースする場合はランディングネットの中で外す(地面につけない)もしくはリリーサーを使いましょう。
最後に
エリアトラウトは決められた範囲内での釣りになります。そのためどうしても隣の人との距離が近くなったり、あいだに入れてもらって釣りをするケースが出てきます。トラブルを避け、お互い気持ちよく釣りをするためにも挨拶と譲りあう気持ちをもって釣りを楽しみましょう!