スプーンは買ったけど、プラグって数が多すぎて何を選べばいいか分からない!そんな方のために実際に私が使用している渋い時に釣れるかも?という紹介します。
①ザンム35MR(つぶあん)
エリアの超定番のザンムです。つぶあんという名称もありますが基本的には変わりません。
サイズも様々あり、標準的なものは28、35、45mmになります。その間にも細かくサイズがありますが、そのモデルはラトル入りだったり、移動重心だったりします。
今回は初心者向けなのでノーマルなモデルの35MRをおすすめします。
釣るための飛距離は十分出ますし、巻いてきた時の動いている感じもしっかり伝わってきます。
28mmは軽い(1.5g)ので飛ばしにくく、巻いた時の動いている感覚も初心者のうちは分かりにくいと思うのでやめておいたほうがいいと思います。
45mmも個人的にはオススメですがやや大きめで少し状況を選ぶ場合があります。
カラーはとりあえず明るい色と暗い色の2種類あれば問題ありません。自分がこのルアーが釣れる・あっていると思えばカラーを増やせばいいと思います。
使い方
動かし方のポイント
・巻いた時にルアーが動いていることがギリギリ分かるぐらいがベスト
・釣れない時は動かすスピードを下げる
使い方はルアーが暴れない速さから巻きはじめ、釣れない場合は徐々にスピードを落としていきましょう。
どのぐらいまで落とすのかというとハンドル1回転5~10秒くらいまでスピードを落とします。巻いた時にルアーが動いていることがギリギリ分かるぐらいがベストです。
私はルビアスLT-2500XHを使用しているので番手が低い方、ノーマルギアの方はもう少し速くてもいいかもしれません。
私の経験上、基本的にはスローに巻いたほうが反応はいいです。これで反応がない場合は次のルアーへ!
②スナック33DR
ザンムでスピードを落として反応が出ない場合はこの「スナック33DR」がオススメです。
スナックDRはザンムとは違い、コロッとした丸いボディに長めのリップがついています。
ザンムのMRは「ミドルレンジ」なので中層を引くルアーになります。スナックDRはDRなので「ディープレンジ」になります。MRに比べて下の層を引くことができます。
バリエーションとしては26DR、33MR,33DRがあります。
ミドルレンジをザンムに任せるのなら、スナックはDR(ディープレンジ)を選ぶのがいいと思います。もちろん余裕があれば揃えてもいいかもしれません。
33DRはレギュラーサイズから大物まで割となんでも釣れるルアーです。王禅寺では細見形のプラグ(ザンム等)とスプーンに反応が悪かった時に投げたらめちゃくちゃ反応がありました。
私としてもバリバリ1軍のルアーで困ったらこのスナックを投げる事が多いですね。
カラーはザンムの時と同じで、とりあえず明るい色と暗い色を準備しましょう。個人的にオススメカラーは画像の「BBスペシャル」になります。
使い方
基本的にはザンムと同じで普通の速度からはじめ、徐々にスピードを落としゆっくり巻いてきます。
注意事項
巻き始めに注意
注意してほしいのが糸ふけをとった後の最初の巻きです。すぐに潜ってくれればよ良いのですが、着水姿勢が悪いと潜らないことがあります。潜ってないなと感じた時はリールを速めに何度か巻くと大体は解決します。
これで潜らない場合はフックが絡んでいる可能性が高いのですぐに回収しましょう。
MRにもいえることですが、巻いてくるスピード次第である程度潜る深さを調整できます。当然ですが速く巻けば深く、ゆっくり巻けば徐々に潜っていきます。
ここでゆっくり巻くスピード(ほぼデッドスロー)と浮力のバランスがとれていればそれ以上は潜りもせず、浮きもしないので想定されている深さよりも浅いレンジを引くことが可能になります。最初に一気に巻いて潜らせて好きな深さでキープという事もできるようになります。ロッドの角度等も影響してくるので難しいですが・・・私もまだまだ練習中です笑
最初のうちはロッドの角度云々は気にしなくてもいいですが、巻く速さによってレンジを調節できるということは覚えておいてください。DR(ディープレンジ)であればその範囲がかなり広いのでなおさらになります。
これで反応がなければ次のルアーへ!
③トレモロング55F
ザンムで反応がなかった場合、私はスナックかこの「トレモロング55F」を使用します。
初心者向けなのでトレモじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、トレモで釣れているならタフコンディションではないと思います。
今回はなんとか一匹をひねりだすルアーなのでトレモロングになります。
ザンム・スナックと比べてみても異常に長く、ボディが湾曲しているのが特徴になります。トレモロングは表層直下からミドルレンジの上あたりを引くルアーになります。リップは割と長めですが、このボディのせいかあまり潜りません。そしてボディを左右に大きく振って動くルアーになります。この動きが渋い状況に効いていると思います。
使い方
注意事項
早巻きはNG
巻き始めに注意
まずトレモロングでやってはいけないことは速巻きになります。ザンム、スナックは速く巻いてもそれなりに泳ぎますが、トレモロングは動きが破綻して左右に大きく曲がったり、水面を割って出たりします。なので速く巻くのはNGです。
基本的にはザンムやスナックの一番遅いスピードで巻いていた時と同じくらいのスピードで巻きます。ボディが動いたのがなんとかわかるぐらいで問題ありません。
そして他二つと比べてちょっと癖が強くて正直慣れるまでは扱いにくいです笑
スナックでも書きましたが、最初に潜らないことがあります。スナックよりもちょっとその傾向は強い気がします。あとはボディサイズがでかいのでバイトはあるのにかからない事もあります笑
しかし、渋い状況で反応を出す能力はかなり高いです。私は王禅寺のジロー池(中・大型メイン)でよく使用していますが、結構反応してくれます(掛かるかは別問題です笑)
ちょっと大きすぎると思った方はセミロングもあるのでそちらも検討してみてください。
④トレモ35MR F
表層付近を攻略するのであればトレモがオススメです!
大きさ・形状的にはザンムとスナックの中間のようなサイズをしています。表層から最大で1m程度潜り、クリア~ステイン系の水質では十分サイトフィッシングも可能です。
ゆっくり巻くことで表層直下を引いてくることもできるので、得意とする範囲は表層直下から最大1m前後までとなります。
ボディ形状、大きさが絶妙なので非常に食わせ性能が高いルアーです!
使い方
使い方は他のルアーと同様にただ巻きでOKです。
こちらに関しても早く巻くことはあまりオススメしません。ザンムやトレモロングと比較すると対応するスピード幅は広いですが、やはりゆっくり巻いたほうが釣果が出やすいです。
表層直下が爆発する時がある
MAX1m前後まで潜るトレモですが、実は表層直下を泳がせると爆発力を見せることがあります。私はもっぱらこの使い方が多いですが笑
直下で巻いてくる場合はルアーの動きを肉眼で確認できるのでレンジキープは簡単になります。魚の反応も確認できるのでかなりオススメの使い方です。
もちろん潜らせても良い釣果を得られるルアーでもあります!
ラトル入りモデルもオススメ
トレモにはラトル入りモデルも存在します。こちらもハマった時の爆発力は凄まじいものがあります。私も困ったときにこれを投げて釣れた時が結構あるので、もし余裕があれば持っておくことをおすすめします!
まとめ
今回は渋い状況で1匹を出すムカイのルアーを紹介してみました。ムカイ製品はまだまだ魅力的なものがあるので機会があればまた紹介したいと思います。(メーカーの回し者ではありませんよ笑)
ムカイさんにひとつだけお願いをするとすれば、頼むから流通量を増やしてくださいということですね。(特にamazonを)
とりあえず私がよく使用する3つでしたが、気になった方はぜひ使ってみてください!